▶境界性人格障害の日常
子供のときは、感情を抑え、親の機嫌を伺ったり、家族を良くしようと、頭をフル回転にしてきました。
小さいときから体調が悪く、感情を出す元気もなく、抑うつ、睡眠障害、強迫観念、解離症状など持つようになります。
どんくさいところがある子どもで、周りについていけなくて、自分の感覚や感情が邪魔だから、それを切り離して素早く動いてきました。
周りのものが気になってしょうがなく、頭で考えてきました。
過去の記憶があまり思い出せなくて、ところどころバラバラでいつのことかも思い出せなくなります。
感情の起伏が激しい。うつと躁状態を繰り返し、トラウマの過剰防衛をしてしまいます。
自分でネガティブな感情や感覚を抱えることができません。いつも心の中を搔き乱されると怒りになります。
嫌味を言われたりして、腹を立ててしまうと、過去のトラウマの怒りに結びついて、情動的な人格部分に乗っ取られて、そのまま相手を殴る蹴る、罵るなどの行動に至ってしまうかもしれません。自分では、なぜ怒りが込み上げてきたのか、自分の身体に何が起きたのかを分からないままに、情動に乗っ取られます。
誰のことも信用できず、誰も自分のことを心配してくれず、上辺の言葉ばかりで、行動が伴わず、人に裏切られ、悲しんできました。人間不信、
被害妄想
解離性健忘
真剣な交際になるほど。
ひとりぼっちは寂しくて、注目されたいとか、こっちを向いてほしい、誰かに意識してほしい
いろんな男と遊んで、寂しさを紛らわして、
交際相手がウジウジして優柔不断だと怒ったり、思い通りにいかないとブチ切れたりします。
思い通りにならないと、イライラしたり、うんざりして、
行動が気になって、だらしないところや身勝手なところが嫌
付き合う人が出来るとトラブルが起こり、家族や病院、警察など巻き込むようになり、大事になります。
生きるのが嫌で、もう消えてしまいたいと思います。
複雑性PTSDで、脅威を遠ざけようとする防衛が働き、常に臨戦態勢でいます。この世界を冷静に分析しながら、聞き耳を立てて、周りの様子を伺います。潔癖で完璧主義で、汚いものが嫌で、強迫観念になりまう。
現実にいることが苦痛過ぎるために、
不快な気分を晴らしたり、情緒を安定させるためにやけ食いをします。
過食嘔吐、泣き叫ぶ、手首を切って自殺しようとします。
様々なことが不快で仕方なく、気が狂いそうになります。
身体の中のトラウマが疼きだして、じっとしていられなくなります。
パートナーと喧嘩になりやすく、どちらかが家を出ていきます。境界性人格障害の人が家を出ていく場合には、パートナーに心配してほしくて、家を出て、身内などの誰かに頼ろうとします。また、いずれ落ち着いたら戻ろうと思っています。パートナーのほうが家を出ていくと、見捨てられたように感じで、何もなくなるという絶望感があります。パートナーを取り返そうとして、家族や友人、警察に相談します。
境界性人格障害の人は、あらゆる最悪の事態を想定しており、パートナーの悪態の証拠を集めていたりします。
恋愛に関しても、絶対に安心できる恋愛などなく、他人は自分を裏切ることもあり、過去にも辛い経験をしてきた場合、苦痛を感じることがいやなために、他者とまっとうな恋愛をするのではなく、相手をもて遊んだり、楽しみのための娯楽として他者との関りを求めるようになる場合があります。また、そのような遊びを行うために自分の中で守るべき境界が存在するために、関わる人は理解ができずに誤解を招くことも多いです。
例えば、自分の容姿を気に入ってくれるような人と関わることは心地が良いと感じ、そのような人に注目えたり話しかけられたりすることを望みます。しかし、話したり、手を繋いだりすることは楽しいと感じる一方で、真剣な交際に発展させたり、それ以上の肉体関係を持つことには関心が無く、ただ自分の暇な時間を埋めるための娯楽として他者と関わることに関心が集中します。そこにあるのは、ただ今を楽しみたいという感覚であり、他者と関わることが自身の楽しみを埋めるという目的のために行われます。