発達障害の特徴

▶発達障害の特徴

 

発達障害の人の特徴は、生まれた時からの身体の神経系や生体機能の異常から、自分の身体の内側に不快感を長く溜め込んできたために、身体そのものを感じることを避けてきたという過去が積み重なってきたといえます。そのため、自分の身体を感じる力が弱く未熟であるために、日常で人々と関わったり話したりする際に、他人との距離感などを感じる感性が通常とは異なるという特徴があります。

 

また、発達障害の人々は、身体の感覚がばらばらになり、捻じれや硬直しているために、五感や平衡感覚、内臓・皮膚感覚などで感じたり、情報を取り入れたり、どの感覚を優先させるかといったことがばらばらに機能します。

 

運動、睡眠、心拍、体温などの身体の基本的な機能のリズムが異常をきたしているために、日常において覚醒しているレベルが通常とは異なり、常に低い状態で眠っている状態にある人や、運動後のように過覚醒の状態が長く続く人もいます。そのように、覚醒レベルが調整しにくいために、生活リズムが整いにくく、睡眠に異常をきたし、突然強い眠気に襲われたり、逆に夜眠っている時によく眠れなくなります。

 

また、身体が固まっているために、血液の流れが悪かったり、呼吸がしづらかったり、手足が冷えているという症状があります。常に、身体の疲労や怠さ、重たさ、眠気に悩まされています。それゆえに、身体が限界に近いために、注意が散漫で集中力が低下しています。

 

▶身体感覚の異常

 

身体の中に渦巻く感情や感覚があり、それらを感じないように赤ん坊の頃からしてきて、自分の体の感覚には鈍いけれども、一方で外側の刺激には過敏で、周囲の物音や眩しさ、人の気配などを異常なほど気にして恐怖を感じて、身体は反応します。しかし、身体のそのような反応に恐れて、身体を麻痺させ、シャットダウンすることになります。外側の世界は脅威ばかりなどで、生活上の細かいルールを作って、自分の世界に閉じこもって安心感を得ます。

 

自分の身体の感覚に気づかないゆえに、体調不良や疲労、ストレスに気づけずに、無理を続けて、余計に身体を感じられず、限界がきて、病症を発症し、最終的には人とも関わることが出来なくなっていきます。また、視覚過敏の特徴があり、あらゆるものを見て、重症の人は、危険があると感じた場合は、勝手に首が動いて目がギョロギョロして首振りチックになります。周囲の状況を観察して、過度に集中して見たり、情報を拾おうとします。頭の中は、現在の思考よりも、過去の嫌な記憶に乗っ取られています。過去の後悔した出来事や、将来への不安などを延々と考え続けて、否定的に物事を捉え、悲観的に将来を想像して、真っ暗な人生だと思い込んで、現在の生活の小さな幸せに気づくことができません。

 

またもう一つには、聴覚過敏があり、家の中での生活音や子供の泣き声、カラスの声、隣人の立てる物音などに恐怖を覚え、自分の出す音も周囲に漏れていないかなどを恐れます。そのため、家が密集しあっているような都市型の生活は脅威に映り、電車や街中、人の声、話声が気になり、集団場面を怖がります。

 

▶神経発達の異常

 

神経発達の異常から、外に出て、活発に行動していると、交感神経優位の過覚醒になり、身体が軽く元気になります。一方、恐怖や脅威を感じて、身動きが取れなくなると、背側迷走神経優位の低覚醒になり、死んだふりの状態になって、腹を壊し、希死念慮が高まり、自己否定や自責の念に囚われます。そして、それが重症化すると、安全を求めるために、常にどのように対処するべきかを、過去のトラウマの経験などを考えたり、分析したりし続けることがあります。答えのでないことを一日中考え続けて、完全な安全は手に入れるのは難しいのにも関わらず、それを求めて考え続けます。そのために、被害妄想や作話などにもつながり、睡眠不足、昼夜逆転などが起こります。

 

▶日常生活や他者との関係性

 

発達障害の人は、最悪の結果に至らないように常に注意をしながら、緊張して、それでもうまくいかない時は、それらを思い起こして元気を失くして落ち込みということを繰り返します。常に、結果が悪い方に行かないようにということを気にして、不安を抱えながら考え続けます。なぜ失敗することにこれほどまでに恐れるのかというと、それらによって自分の体に異変が起こり、心臓が止まりそうになったり、冷や汗がでたり、血圧が下がったりして、自分の心身の状態を管理することができなくなることが怖いためです。

 

さらに劣等感があるため、人嫌いで他者と関わりたくないような印象を与えますが、実際にはそうではなく、孤立するのを恐れる側面もあります。他者といるときになんでもないところで深く傷つくこともあり、周囲には理解されないために、他に方法がないために一人を選んでいるという所もあります。また、人から嫌われたり、自分の正体がばれてしまうことを極度に恐れ、人の自分の本当の姿を知られて、弱みを握られていると思うことに自分が耐えられないほど、神経が繊細で身体が動揺しやすいです。

 

▶発達障害の回復には

 

発達障害の人が回復に向かう道としては、最も良い方法は、出来ない事を克服するよりも、得意だと思うことや、好きなことをみつけて努力することが大事です。強制的に何かをさせられることや、不快な事に耐えることが苦手なので、自分の得意なことを伸ばして、生きることの意味を追求していくほうがより良い日常を過ごすことが出来ます。また、当相談室で行っている瞑想をして、身体の中の莫大なエネルギーを解放したり、身体と仲良くなるような訓練をしていくのも良いでしょう。

 

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