内外を管理する人格
▶管理者人格

 

管理者人格は脳の最上位にいて、解離性同一性障害の人たちのキーパーソンになる人物で、中層や下層にいる人格部分たちにスポットライトを当てます。外側の世界を観察し、心の奥底にいる破壊的な部分が、表の世界に出てこないように注意を払っています。

管理者人格は記憶を管理し、人格交代のスイッチングの役割を担い、幻覚や幻聴、フラッシュバック(生々しい映像)を見せたりします。

 

管理者人格というのは、もともとは自分を攻撃してくる人物に対抗するためにできた人格であり、そのような解離した人格部分のなかで、最も頭のいい人格が管理者人格になります。管理者人格は、主人格の保護者の役割を担いながら、時に迫害者にもなります。管理者人格は、主人格を保護するだけでなく、ときにスパルタ的な教育を施して、主人格たちが日常生活を送れるように鍛えます。しかし、主人格たちは、外傷に関連する恐怖が条件付けられており、基本的に打たれ弱いため、管理者人格の鍛えようとする行為は逆効果になり、迫害的にもなります。

 

管理者人格というは、大人の振る舞いをする反面、退行していくこともあり、駄々っ子の振る舞いをすることもあります。場面によって、様々な仮面を被り、役割を演じます。

 

妨害をしてくる人格に対応します。

性格を変え、声を変え、演じてきました。

 

管理者人格は、窮地に追い込まれた主人格の代わりになります。主人格が苦痛すぎる状況から、逃げられなくなると、身体がガチガチに固まり、胸や気管支は締め付けられて、苦痛で、息を吸うのも大変になります。また、血液が循環しなくなり、めまいやふらつきで、起き上がるのは大変で、生活全般をこなすことが困難になります。このような状況に続くと、主人格は消えていなくなるか、自分の体から離れて生活します。管理者人格は主人格の代わりになり、この身体を動かす役割を担い、生活をこなしていくことになります。朝起きて、仕事をしている時間は、機械的に動きます。管理者人格のときは、