▶解離性健忘
解離性障害を患う人は、生まれつき繊細で、傷つきやすく、身体の中にトラウマを抱えるようになり、本来の身体とは逆行した人生を生きてきました。彼らは、子どもの頃から、人間関係に悩んできて、緊張をしいられ、自分の居場所がなく、何らかの暴行に遭っている被害者の方に多いです。
長年に渡って、神経を張りつめて、身体が慢性的に収縮しています。身体は限界に近く、悲鳴をあげているような状態のため、小さなことでも身体がすぐ反応し、いつの間にか、空想(妄想)の世界に飛んでしまい、その間の記憶を無くしていきます。
人間関係が怖くなる。
子どもの頃のことが思い出せないことがあります。
一日が終わって寝て、目を覚まして、朝起きると真新しい感覚に陥ったり、
行ったことがない場所でも妙な親近感が沸いたりします。
気がついたら別の場所にいるとか、気がついたら時間だけが過ぎていて、何をしていたか分からないけども、体が疲れています。
身体の中心がガチガチに凍りつき、手足の末端は麻痺して、冷え切っています。
自分の身体に不安があり、と同時に、外の気配に過敏になり、人にどう見られているかを気にして、人から傷つけられる
かもしれないという恐怖が強く、たくさんの人がいる前では、情報処理ができずに、どうさばいていいか分かりません。トラウマティックな身体を切り離して、頭の中の妄想世界に浸るようになり、解離の典型的な症状が出てくるようになります。
解離性障害を患うと、記憶がないことが日常的に起こり、解離性健忘が起きます。日常生活のなかで、自分に自覚がないことが起きます。自分の知らない人が、自分のことを知っていると主張して、急に話かけてくるため、人間関係が怖くなります。。
日常生活の大部分を担う人格は、人のことが怖くて、引っ込み思案で、
一方、自分とは正反対の人格がいて、積極的に友人関係を持ち、仕事をばりばりこなし、異性と恋愛をします。ただ、日常生活の大部分を担う人格は、そのときのことをうっすら覚えているか、全然覚えていません。
今日一日何をしていたのか分からない。
記憶が飛んでいるために、自分のことがよく分からなくなり、ここはどこ私は誰という状態になります。自分が自分でいられなくて、自分の軸がないために、環境の影響に左右され、右往左往しています。
解離性健忘により、生活史が連続して繋がっていないので、職場で何をしていたかとか、学校で何をしていたかとか、昨日の夜何をしていたかということがはっきりしません。家族や友人の話を聞くことで、自分とは何者かということを知ります。そのため、家族意識やアイデンティティが希薄になります。
二重の自己を行き来するようになると、普段は自分なんだけど、仕事は別の自分が行っていたりして、その時の仕事の記憶を覚えていません。
自分の記憶がなく、誰か分からなくなります。
現実世界の人間関係が怖くて、対処しきれないから向こう側に世界に行きます。
解離するときは、フワフワした感じになり、向こう側の世界に行って、夢心地になります。そして、解離しているもう一人の自分が出てきます。ぼんやりして、何もしていなくて、無駄に時間が過ぎていきます。
子どもの頃の記憶が飛んでいて、何をしているのか覚えておらず、記憶を思い出せない。
ほとんどの時間を向こう側の世界で生きてきて、現実の世界に来たら何も分からない。
同級生とか知り合いに声をかけられて、対応できなくて、引きこもるようになります
記憶が覚えていなくて、状況を把握できない。
正反対の人格が、男女交際をしたりするので、自分でどう対処していいか分かりません。