イマジナリーフレンド

▶イマジナリーフレンド

 

幼児期に虐待やDVを受けたり、孤立して一人で過ごす時間が長かった子どもは、トラウマによる恐怖や怒りという激しい感情を一人では抱えきれないので、悲しいのは私ではないとか、怒っているのは私ではないと感情を割り振りして、もう一人の自分を作ることがあります。また、親のことが大嫌いで、話もしないし、子どもが放置されているような状況とか、親が家におらず、一人の時間が長くて、寂しい子どもは、話す相手を自分で作って、自分で自分を慰めます。

 

現実世界は、とてもつらく、とてもくるしい毎日で、体がしんどくなり、自分一人では抱えきれませんでした。現実をフォーカスすることができないまま、現実離れした夢を持ち、どこか違うところを見て育ちました。の目を気にしながらも、心の逃避先が、絵、小説、本、図鑑、音楽で、自分が自分でないキャラクターを作って、空想の人物の妄想を膨らました。そして、欠けていたものや手に入らないものを埋めるように、物心ついたころから、ファンタジーの世界に没頭していく子どもは、イマジナリーフレンドを持ちやすいです。空想世界では、想像上の両親に可愛がってもらい、その両親に理解してもらえたという心地良さを感じます。現実世界では、手に入らないものを空想世界のなかでは実現できてしまう魅力に気づいて、のめり込みます。

 

 

人形とかに名前をつけて、音楽を弾きますと言って、楽器を一人で弾いて、人形に観客になってもらって、その時の感想を自分がその人形に成り切って話したりします。そして、その返答を今度は自分がその人形に返すという風に実際に一人で遊んでいるんだけど両方の役割を演じて、寂しさを紛らわします。心の充足になり、心の食事になります。

 

上記の場合は、イマジナリーフレンドが自分に話かけてこないケースですが、それらが話かけてくるのが、実際に頭の中で話しかけてきたり、会話したりする場合もあります。頭の中で、誰かと一緒にいる妄想に浸ったり、頭の中の誰かが自分に話かけてきたりします。話しかけてくる人物が否定的なことばかりを言う場合もありますが、良い事ばかりを言う場合には、自分を肯定してくれて、ずっと一緒にいてくれて、良い神話が作られていきます。自分のなかに交代人格がいるような感覚になり、内的世界で交流し、パラレルワールドが広がります。

 

 

小学校の頃から、内気で恥ずかしがり屋で人見知りの特徴があり、クラスメイトの前で発表があると、ドキドキしたり、顔が赤くなったり、全然喋れなくなったりすることが多い。