うつとトラウマ

▶うつとトラウマ

 

うつ状態の人は、原始的な神経の支配下にあり、活動性が低下しています。八方塞がりで、どこにも逃げ場所がなく、身動きがとれなくなります。躁状態の人は、交感神経系が優位で、思考や行動が活発に働きます。思考過多から突発的な行動を取ります。躁鬱病の人は、心の問題というよりも、生物学や神経学的な問題が大きく、脳と体が異常な状態にあります

 

うつ状態というのは、体の中に重いなまりのようなものがあり、ずしっと重たいものに支配されています。体はしんどくて、異常な状態にあり、生活全般に支障をきたすので、体を麻痺させるか、頭が体を切り離して、頭の中の妄想世界を生きるようになります。頭と体が離れている状態は、トラウマティックな緊急事態なので、頭の中をネガティブなことがグルグル回るようになります。そして、ネガティブだらけになって、体が寒くなり、しんどくなります。

 

うつの人は、体が異常な状態にあり、頭の中はネガティブなことだらけで、自分の過去を否定し、自分を責め続けて、苦しんでいます。苦しみが堂々巡りで、自分がどこにいっているか分からなくて、先が見えない不安のなかで、歩いていかないといけません。体は動きたくなく 寂しい、悲しい、苦しいという感情に支配されます。ただ、悲しみや怒りよりも、心がポカンと空いていって、不安や寂しさ、孤立感があります。うつがあると、壁にぶち当たって、壊れていって、自暴自棄な行動を取ることがあります。

 

うつてのは、一般的な気分が落ち込んで、何もできなくなって、活動停止のような状態と思われがちですが、そのような状態と、全く逆の躁の状態を繰り返す人がいます。躁状態にある人は燃えたぎる森のような環境の中でも、衝動的な感覚でとことんまで進んでしまいます。火が燃えたぎっていても、そこに入らずには気が済まなくなります。たとえ、嵐で体が真っ二つになろうが、雷が落ちて、全身が黒焦げになろうが、自分がどうしようもない状態でも突進していきます。無防備な状態で進んでいくと、外でややこしいことを起こしてしまって、物事がうまくいきません。

 

霧があってトンネルでもそこに入って、自分に合うものがあるのではないかと期待できるようにいます。立ち止まってしまっても、どこに行こうかとか考えることができます。