トラウマ被害者と社会
トラウマの被害者は、原始的な防衛システムのなかに閉じ込められています。痛みを感じないように身体を麻痺させたり、息をひそめて、身体を動かさず、敵が去るのを待ったりします。また、敵が隙を見せたら、背後から襲いかかろうとします。犯罪被害者は、加害者の犠牲になりますが、復讐したい、反撃したいという生物学な怒りのメカニズムに翻弄されます。そのため、支援者や家族から、攻撃的な人とされて嫌がられ、なるべく関わりたく人、扱いにくい人のように思われることがあります。トラウマ被害者の持つ生物学的な怒りのエネルギーのせいで、人間関係にことごとく失敗し、人の迷惑をかけてしまいます。何かあると自分を制御できずに、感情的に相手を罵るばかりか暴力まで振るいます。社会や法がなければ、トラウマ被害者は自分の生物学的なメカニズムを完遂されて、本来の姿に戻れますが、この現代社会のなかでは、生きた心地もなく、自由のない縛られた世界。日本のなかでは存在していけない 人が怖くて、人を傷つけてしまう自分が怖い

 

劣悪な家庭に生まれ落ち、劣位に置かれた人ほど、トラウマを負いやすいが、良い境遇に生まれてくるかどうかは単純に運でしかない。弱者は、その不平等や権力関係に巻き込まれて、トラウマを負ったとしても、社会や世間一般は、その人自身に問題があるかのように見て、悪者や障害者といったレッテルを貼ります。

劣位や弱者

 

虐待や性暴力被害者は、人に対して好意的感情よりも、生理的嫌悪感が強くなります。嫌悪する耐性が弱く、寛容さが失われていきます。

 

お金もあって、権力もあって、人間関係もあって、人脈もあって、社会的ステータスがある人は、そもそもトラウマを負う機会も少ないし、たとえ、人間関係がこじれても、お金があるから、問題解決できるし、たとえ病気とか怪我とか深刻なものであっても、落ち着いて治療することができる。

 

弱者は、その不平等や権力関係に巻き込まれて

 

 犯罪被害者でいるのが辛い、スピリチュアルで生きたい

トラウマ被害者と配偶者や恋人の関係が難しくなります。トラウマ被害者からしたら、相手がおかしいことを、あなたがおかしいから相手がひどい態度をとると、周りの人がいうようになります。

 

犯罪被害者や虐待の被害者は、ボーダーライン的になりやすく、被害のときの記憶が思い浮かぶと、頭が混乱して、感情のコントロールが難しくなります。過覚醒の状態に置かれると、相手の怖いと思ったり、居てもたっても居られなくなり、相手を攻撃してしまうことがあります。犯罪被害者などの相談員は、犯罪被害者の恐怖を感じずに社会適応しようとしている部分と、恐怖に怯えて、激しい怒りのある部分の二重性に翻弄されてしまって、身構えてしまいます。相談員は、激しい感情の含まれた言い分を聞けば聞くほど、相談員のほうが攻撃されたと感じてますます自分の方が正しいと固執していくようになります。激しい感情同士のやり取りになると、お互いが自分の関係が正しくて相手の言うことはすべて間違っているという考えになっていきます。

 

加害者にやられた理不尽さを、大切に理解してほしいと思います。

 

彼らは、加害者のご機嫌を伺ったり、バラバラな家族を支えてきたりして、メチャクチャな日々で身も心も擦り減らしてきました。今では、統合失調症や双極性障害、人格障害などのレッテルを貼られています。傷つきすぎて、些細なことでフラッシュバックや錯乱状態になるから、自分を守ろうとする反撃性も、相手を脅かす、迫害者のように扱われます。

 

トラウマを抱えていると、人より強く生きていかないと

 

複雑性PTSDや解離性同一性障害の人は、周りから見ると、気が狂ったように見えます。子どもの頃から、危険な状況が続いてきて、不要な感情や感覚を切り離して、生き延びてきました。日常生活を過ごす部分は、人間らしい感情や感覚が薄かったしますが、周りの環境に合わせて最適な方法を取ろうとしますが、対人関係で失敗して、相手が高圧的な態度でくると、自分が切り離した怒りの部分が出てきます。虐待や犯罪被害者は、その後遺症による生物学的メカニズムのせいで、人間関係に失敗しやすくなります。そして、家族や医療、警察など、皆が被害者を嫌がるようになり、排除に遭うことがあります。虐待や犯罪被害者の力は奪われていきます。

 

門『こころのえ』相談室さんが羽馬千恵@虐待サバイバーをリツイートしました

 

 

 

 

犯罪被害者の方は、犯人に襲われて、傷つきます。そのあと、犯人の攻撃性に対して、過剰に覚醒させ、攻撃して戦おうとする部分、死んだりふりから反撃しようとする部分を持ちます。犯罪被害者は、生活全般において理性で活動していて、その一方、情動脳(脳幹、大脳辺縁系)の影響を受けやすくなっています。犯罪被害者は、被害者ですから、自分の内にある攻撃性(妬みや憎しみ)は自分のものではないと思います。しかし、それは自分の身体と脳のなかに確かに存在します。犯人からの暴力性や攻撃性が自分の身体の中に存在しており、自分のなかの攻撃性や怒りを憎しみます。

自分の中の怒りを受け止められないし、受け止めようとしません。自分の中の憎しみに嫌悪しています。

 

犯罪被害者は、自分のなかの攻撃性に翻弄されます。犯罪被害に遭った直後は、精神状態が錯乱しており、間違って統合失調症の陽性症状と間違えられて、閉鎖病棟に入れられるかもしれません。病院の中の医者や看護師と折り合いが悪く、関係が悪化することもあります。犯罪被害者のヒステリー傾向が扱いきれなく、受信拒否や加害者扱いされることもあります。二次や三次被害にあっていきます。

 

ぇたれ。@方向性が迷子(こっちさけ)さんが科学に佇むサンクコストをリツイートしました

 

 

被害者側からしてみれば、ふざけるなとしか言いようがなく、最終的に犯罪者は滅びろとしかなりません。また、犯罪加害者だけでなく、愚かな人間、身勝手な人間に対して、許せないと思います。

 

 

犯罪被害者は、本来はもともと穏やかだったわけです。しかし、被害体験にあうことで脳がトラウマティックになっています。外からはヒステリーやボーダー的に見えてしまうので、自分を自分だと認識されないことに苦しむことになります。本来の部分は、憎しみや怒りではなく、悲しみであり、ショックを受けています。

 

▶管理社会の暴力性

 

きちんと機能する社会のなかでは、犯罪被害者に加害者に埋め込まれた痛みや怒り、暴力はあってはならないものされます。解離性症状やPTSD症状は、薬を投与されて、暴れるようななら社会の中で隔離されます。近代社会は整えたネットワークで綺麗なもので機能しつづけなければなりません。混沌や矛盾は排除されます。

 

美意識が社会構造を作っており、女性の摂食障害の患者を作っています。