愛情、迷い、不安、悲しみ、希望、そして力強さを描いた写真詩
この詩集では、さまざまな感情をテーマにしています。愛情に包まれる瞬間、迷いや不安に揺れる心、悲しみの中で見つける希望、そして湧き上がる力強さ。詩を読むことで、過去の感情や心の痛みが静かに蘇るかもしれません。

あなたの心に、ほんの少しの変化をもたらすことができれば幸いです。

発達早期に外傷体験を受けた人の心と身体は、しばしば解離という防衛機制を生み出します。その結果、魂が人格化し、自分を守る「保護者」として、あるいは時に「迫害者」としての役割を果たすようになります。

人格化した魂は、覚醒している現実世界と夢の世界、その中間に存在する「境界の彼方」から、私たちの自我に働きかけてきます。そこは現実とも夢とも異なる場所であり、深い意識の中で私たちと対話する世界です。私は、このような世界を言葉で表現し、探求しています。

❏ 破壊と再生 ❏

 

人と交わした赤い言葉

青い暴力

身体がバラバラになり

人間性そのものの完全な壊滅

 

肉体から

ある一片が放り出され

破壊されている自分を見ている

もはやこれまでと思う

 

しかし

生命欲動は

 この破壊を防ぐために

救済へと乗り出す

 

神の手によって

新たな創造が開始される

 



❏ 神はトラウマである ❏

 

 人間の苦しみが限界に近づいたとき 

 神の愛で目覚める

 

春の訪れ

生命の息吹

泉が湧きいで

あたりには

花が美しく咲き始める

 

ありがとう

あなたに出逢えてよかった  

 



❏ 守護天使 ❏

 

救いにやって来たのは

翼を持った天使

 

霊感があり

青く澄んだ光るような瞳

透明感のある容貌

悪魔のごとき美しく

奪うものでもあり

与えるものでもある

 

私のなかの

イエス・キリスト様

 



❏ 二手に分かれた道 ❏

 

二手に分かれ 

一方は地下に降りる道

もう一方は天上に向かう道

そのちょうど中間の場所に

父なる神がいる

 

彼(父なる神)を崇め

地下に降りようとすると 

仲間が怒って

彼から離れようとすると

彼が怒る

 


❏ 悪魔的 ❏

 

生まれてきた環境の不条理さ

みんなに置いていかれてしまう不安

 

フェアじゃない

悔しい

苦しい

やりきれない

誰の助けも

求められない

 

無垢な魂が

権利を奪われたとき

悪魔のようなスピリットとなる

 


❏ 闇の存在意義 ❏

 

僕は君のために

真っ黒な闇でいる

 

君に光が届くように

僕は真っ黒な闇でいる

 

光がキラキラと

眩しく見えるように

 


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