愛情、迷い、不安、悲しみ、希望、そして力強さを描いた写真詩
この詩集では、さまざまな感情をテーマにしています。愛情に包まれる瞬間、迷いや不安に揺れる心、悲しみの中で見つける希望、そして湧き上がる力強さ。詩を読むことで、過去の感情や心の痛みが静かに蘇るかもしれません。
あなたの心に、ほんの少しの変化をもたらすことができれば幸いです。
発達早期に外傷体験を受けた人の心と身体は、しばしば解離という防衛機制を生み出します。その結果、魂が人格化し、自分を守る「保護者」として、あるいは時に「迫害者」としての役割を果たすようになります。
人格化した魂は、覚醒している現実世界と夢の世界、その中間に存在する「境界の彼方」から、私たちの自我に働きかけてきます。そこは現実とも夢とも異なる場所であり、深い意識の中で私たちと対話する世界です。私は、このような世界を言葉で表現し、探求しています。
人と交わした赤い言葉
青い暴力
身体がバラバラになり
人間性そのものの完全な壊滅
肉体から
ある一片が放り出され
破壊されている自分を見ている
もはやこれまでと思う
しかし
生命欲動は
この破壊を防ぐために
救済へと乗り出す
神の手によって
新たな創造が開始される
人間の苦しみが限界に近づいたとき
神の愛で目覚める
春の訪れ
生命の息吹
泉が湧きいで
あたりには
花が美しく咲き始める
ありがとう
あなたに出逢えてよかった
救いにやって来たのは
翼を持った天使
霊感があり
青く澄んだ光るような瞳
透明感のある容貌
悪魔のごとき美しく
奪うものでもあり
与えるものでもある
私のなかの
イエス・キリスト様
二手に分かれ
一方は地下に降りる道
もう一方は天上に向かう道
そのちょうど中間の場所に
父なる神がいる
彼(父なる神)を崇め
地下に降りようとすると
仲間が怒って
彼から離れようとすると
彼が怒る
生まれてきた環境の不条理さ
みんなに置いていかれてしまう不安
フェアじゃない
悔しい
苦しい
やりきれない
誰の助けも
求められない
無垢な魂が
権利を奪われたとき
悪魔のようなスピリットとなる
僕は君のために
真っ黒な闇でいる
君に光が届くように
僕は真っ黒な闇でいる
光がキラキラと
眩しく見えるように