トラウマへのヨガ療法の効力
▶ヨガを使って一瞬の体の状態に着目する

 

ヨガや瞑想は、トラウマがある人の体調を整えたり、体を落ち着かせる効果があり、トラウマを克服する方法としても役立ちます。トラウマティックな脳や神経を変えるには、西洋の伝統や心理的なアプローチではなく、インドの伝統的なヨガや瞑想が精神にアプローチする新しい方法として実践されるようになってくるでしょう。まずは、ヨガマットの上でボルスタークッションを使って、様々な姿勢を取っていきましょう。

 

トラウマ改善にヨガが有効なのは、今の体の状況に注意を集中できるからです。ヨガは精神にアプローチする方法として世界中から注目されています。体を捻じり、伸ばし、曲げて、縮めるポーズを取り、首の張りとか、足が伸びているという感覚だけにフォーカスします。その一つ一つのポーズの瞬間に着目し、体の伸び縮みの身体感覚に意識を向けることで、自分の体は自分で所有して、コントロールできるという感覚を養います。

 

いちばん大事なことは、ヨガを継続的に行うことです。自分の体を管理できるようになると、現実に辛い状況が起きても、体にフォーカスすることが出来るようになります。自分の感情の置き場所が見つかり、自傷行為、過食、抜毛、解離、アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存、セックス依存などの不適応な代償行動の改善に役立ちます。

 

▶朝ヨガや呼吸ヨガ

 

例えば、朝、目を覚まして突然身体を起こして活動し始めるのではなくて、身体の神経や筋肉を少しずつ目覚めさせることで、心身の状態を正常に戻します。お勧めのポーズは、まずはチャイルドポーズから初めて、正座した状態から上半身をマットの上にうつぶせにして両腕をに伸ばします。上半身が気持ちよく伸びるのを感じます。呼吸も深く口から吸って鼻から吐くことで、新鮮な酸素を身体に取り入れていきます。

 

先のチャイルドポーズに続いて、アップドッグに入っていきます。正座で上半身をマットに伸ばした状態から、息を吸いながら上半身を前方へスライドしていきます。両手をマットについて全身を伸ばします。再度、息を吐きながらゆっくりとチャイルドポーズに戻ります。二つのポーズを何回か繰り返すことで、上半身のこわばりや筋肉の緊張を取り除いていきます。朝、起きてからヨガのポーズをとることで、身体の心身の状態はすこしずつ良い方向へと変わっていきます。

 

呼吸法を使ってリラックスするエクササイズでは、ボルスターの上に仰向けに寝転んで、胸を開いた状態で、深く呼吸が吸えるようにしていきましょう。深呼吸するには、喉や気管支、肺の凍りつきをほぐしていく必要があるために、その部分に意識を向けて、どのように変化していくか見ていきます。

 

▶ヨガで難しいポーズを取ってトラウマを放出する

 

トラウマがある人の場合は、ヨガで難しいポーズをとり、足や全身を疲れさせます。そして、体をガクガクブルブルと震わし、全身を熱くして、トラウマの凍りつきをほぐしていきます。

 

例えば、以下のようなポーズに挑戦してみましょう。

 

①立った状態で、足を肩幅に広げて、やや後ろに身体を倒していく。

 

②空気椅子のポーズ。背中を壁に当てて、空気椅子の姿勢を取り、足を疲れさせて、限界まで耐えます。その後、股関節を開くポーズに。

 股関節を開くポーズ。仰向けに寝転がって、股を開けて両足の裏と裏を合わせひし形を作ります。そしてお尻と腰を出来るだけ上げて、そこで体勢をキープします。足腰がガクガクブルブル震えてくると思います。

 

③木のポーズ。正しい姿勢で立ち、足を肩幅に開きます。右足を軸として地面につけて片足立ちをして、左足を右足の内側、膝の辺りにつけて、左足で三角形を作ります。両手は胸の前で合掌します。そのままバランスをとって右足で大地を踏みしめます。しばらくすると、足が震える感覚が感じられると思います。

 

④英雄のポーズ。左右の足を前後に開き、前に出した足は直角、後ろ足は膝を伸ばします。両手を上げて横に広げ、胸を広げます。戦士のようなポーズといわれており、気持ちを引き締めてやる気を起こさせてくれます。両手をいっぱいに広げ、足は大地にしっかりと踏ん張ることで、全身が震えてきます。

 

⑤下向き犬のポーズ。まずは四つん這いの姿勢になります。そこからお尻を突き上げて、両手と両足で身体を支えて、三角の形をキープします。全身の血流を促して全身をストレッチするのに有効です。手と足で身体全体を支えているので、次第に身体が震えてきます。

 

トラウマの虚脱状態のせいで、筋肉が極度に弛緩して体の反応が鈍い人や、凍りつきのせいで筋肉に力が入り硬直している人には、このようなヨガのエクササイズが有効です。トラウマを改善するには、リラックスしてセロトニンを出すことも重要ですが、筋肉を鍛えてアドレナリンを出して戦う力を取り戻すことも必要です。また、筋肉の男性的な屈強さ、女性的なしなやかさを身につけることが重要です。

 

難しいポーズをとることで、体の内側から震えや揺れ、熱を発散していき、トラウマを浄化させていきます。普段使っていない筋肉をヨガで鍛えることによって、トラウマの崩れ落ちや凍りつき、震え、不快感に対応できるだけの体の芯を作り、危険を感じたときでも、踏ん張る力を育てます。このようにヨガや自然散策セラピーを繰り返し、体に新しい経験を与えて、その経験をただ感じていき、体と仲良くなって、身体中から覚醒のエネルギーを出していきます。その結果、心拍数が少なく、集中力の低下した低覚醒状態から、正常な状態に戻していくことが可能になり、段々と健康の層が上がってきます。

 

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