トラウマのボディセラピー
▶トラウマのボディセラピー

 

トラウマ治療では、相性の合うセラピストに話を聞いてもらいながら、二人三脚で行います。セラピストに安心感や陽性感情を抱いているほうが治療効果が望めるでしょう。セラピストへの陰性感情は、治療上重要になってきますが、陰性感情を使いこなすには、セラピストの力量が問われます。

 

トラウマ治療のコアな部分は、顔のパーツや肩を動かしながら、身体内部に着目して、内側から揺れや震え、熱を引き起こし、凍りつきや凄まじい緊張をほぐします。そして、体の中に滞っていた闘争・逃走時のアドレナリンなどのエネルギーが放出します。トラウマが重たい人は、1セッションで1時間くらい震える人もいますが、震わした後は、体は軽くなり、今までにない新しい感覚を味わうことができます。ただし、日常生活に戻ると、緊張から凍りついていくので、1セッションで治るわけではありません。ボディセラピーの目標は、恐怖に向き合って、体を凍りつかせて、その不動状態と仲良くなることです。また、不動状態からイメージの中で走って逃げて、体を震わせるか、もしくは恐怖に凍りつかせて、そのまま体を震わし、安全な場所に逃げて、安心感を感じながら自分の体を見ていきます。

 

トラウマ改善のボディセラピーでは、以下の3つのことを中心に行います。

①恐怖に向き合うことで、体を不動状態にしてトラウマを放出する。

②顔のパーツや肩、腕、足を動かして、気の流れを変えていくことでトラウマを放出する。

③ヨガで難しいポーズを取り、耐え忍ぶことでトラウマを放出する。

きつい状況を耐え忍ぶと、体が震えて熱くなり、顔や体から莫大なエネルギーが放出されます。

 

※凍りつきや不動状態から体が震えて、正常に回復していきます。一方、体の強い反応に圧倒されて、崩れ落ちてしまい、自分の状態が分からなくなって、回復できない人もいます。崩れ落ちてしまう人は、全身の筋肉や内臓を鍛えながら、少しずつ進めていくしかありません。

 

治療の最初のうちは、恐怖にオドオドして、生きる意欲が無く、希死念慮が強かった人が、1年以上かけて恐怖に乗り越えていくことで、堂々とした気の強さを取り戻します。無力な状態にあった人が、怒りが強くなる過程を経て、最終的にリラックスした状態が手に入ります。一方。発達障害傾向が強い人ほど、体を見ていくことが辛いために、治療は停滞します。また、酷い虐待などで身体が正常に反応すらしなくなっている人は、治療が思うようにはいかないでしょう。本来の自分を取り戻すには、体の中に閉じ込められたトラウマに向き合うことになるので、大変な作業になります。

 

トラウマ治療では、全身や身体の一部を硬直させて、こわばらせて、がちがちに固めます。恐怖や脅威に向き合い、体が凍りつき、動けなくなるというボディセラピーを繰り返すことで、前と同じことを思い起こしても固まりにくくなります。ただ日常生活では、嫌なことや想定外の事態が起こるので、今まで通り体は固まっていきますが、その体の反応と仲良くなり、体に愛情をあげる習慣を身につければ、ガチガチに固まることが前ほど無くなり、嫌なことが思い浮かんでも、引きずらなくなります。体が固まりにくくなると、凍りつきの迷走神経反射が起こらなくなり、様々な症状が消えていきます。そして、眠気、疲労、体の怠さ、重さなどの体調不良が減り、正常な体に戻っていきます。セッションが進めば、このようにトラウマは小さくなり、体の反応は変わっていき、相手に言い返すことができるようになります。

 

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