死なないで生きて 虐げられた魂の詩 大島洋子編 チームあんぶれら
「負け犬でいいのか、狼らしく戦ってから死にたくはないのか。」
「お前には耳がある。小さな声が聴き取れる澄んだ耳さえあればいい。魂の声は本当の自分を教えてくれるもの。だからよく聴きなさい。」
「とにかく今のあなたは怒りに支配されている状態なのね。そこから解き放してあげなくては…」
「そうよ。鎖を切って自由に羽ばたくの。新しく生まれ変わって。」
「自分に優しくしてあげて、そうすれば人にも優しくしてあげられる。そういう習慣を作るのです。」
このような守護者の声を、彼らは現実の母親ではなく本当の母親として感じたり、自分を守ってくれる声を双子の兄弟や魂の片割れではないかと考えたり、また、非常に権威を持って語る声を大いなるものに愛されているという安心感を感じたりしています。そして、彼らはあの声を本当に愛していて、たくさんのことを私にしてくれていると感じています。なぜなら、本当に助けが必要なときに、あの声が彼らの命を救っているからです。
「わかっているわ。あなたがずっと私を捜していたことを、もう二度と離さないから。」
「あんなに可愛がられて、今も可愛がられているのに、あなたはそれに気づかない振りをしているのよ。」
「いい?あなたは素敵よ。変わらないでいてね。いつまでもそのままでいて、あなたは私の娘よ。」
「目に見えるものだけが全てじゃない。」
「伝えるべきことは伝えたわ。また会いましょう。」
「必ず見つけるから」
「いつか…必ず…」
「お前のそんな顔を見たくない」
「また眉間にシワが寄ってる」
「いなくなったら、泣くくせに……。ずっと一緒だ。」
「泣き虫のくせに、強がるから」
「そのままでいいんだ。」
「まだ、死ぬ時期ではない。守られたようだ。」
「あなたは悪くない」
「死んじゃう前に、一緒に逃げよう。」
「愛してる。あの世でもよろしく。出会えてよかった。」
「ずっとずっと待ってたよ。」
「助けてくれてありがとう、見つけてくれてありがとう。」
「つらい、くるしい、もういやだ」
「ぼくは悪くないんだ」
「救うつもりは全く無く己が救われる事しか能に無いのかお前等は?」
「嗚呼鬱陶しいガキ共め」
「甘ったるい奴等には本気で虫唾が走るね」
「自分を認めてくれる人だけ好きで否定されたら拒絶かよ」
「幸せそうに笑われると憎くて仕方ない」
「邪魔するやつは許さない」
トラウマケア専門こころのえ相談室
更新:2020-06-09
論考 井上陽平