凍りつく人の特徴
▶凍りつく防衛スタイルの人は

 

発達早期のトラウマや虐待、ネグレクト、ADHD、ASDの傾向により、神経発達の問題のせいで、脳と身体が危険を察知して、交感神経が過剰になり、と同時に背側迷走神経が拮抗して、すぐに凍りつく人と、常に凍りついている人について書いています。

 

凍りつくトラウマがある人は、過去に大きな外傷体験に曝されており、その衝撃を受けた際に、身体が極限までにぎゅっと縮まり、その縮んだところで動けなくなりました。このような凍りつく防衛スタイルを使うようになると、危険を察知しても、逃げ出すことをせずに、恐怖に身がすくんで動けなくなります。それ以降は、不快な刺激や絶え間ない環境の変化が恐ろしく、常に身構えて、無意識下では、縮まったところでロックがかかり、過緊張や凍りついた状態で生活するようになります。ストレスが掛かる場面では、ドキッとするか、身体が硬直して痛むか、固まって動けなくなります。

 

危険や脅威を察知して、凍りつく防衛スタイルの人は、

 

・息が浅い

・血液の循環が悪い

・手足が冷える

・環境の変化に絶えず緊張している

・ネガティブな言葉が感情が胸に突き刺さる

・音や匂いに敏感

・恐怖心が強い

・関節などの節々の痛み

・忘れっぽさ

・体調不良

・動悸や息苦しさ、喘息

・胃がグルグルし、下痢や便秘

・皮膚がカサカサ

・蕁麻疹や痒み

・ストレスによる炎症反応

・自律神経失調症

・将来への不安や心配事

・うまくいかない苛立ちや焦り

・自他の区別がつきにくい

・手足の使い方が不器用

・体の感覚や感情が分からない

・体がしんどくて思うように動かない

・他者と馴染めない

・複数のことを同時に並行して行うことが苦手

 

▶身体が凍りつく(フリーズ)する人の12の特徴

 

①過敏性と生きづらさ

トラウマのせいで、すぐに凍りつく人は、神経が繊細で、環境の変化に絶えず緊張しており、想定外のストレスに弱いです。心はとても傷つきやすく、体調を崩しやすい特徴があります。日常では、人の気配、言葉、態度、感情、音、光に過敏で、ちょっとした刺激にビクビクして、胸の圧迫感や頭痛、体の重たさ、気持ち悪さなど、しんどくなります。そのため、集団場面や都市型生活において、極端な状態なりやすく、動かしがたい他者との関係に悩みます。特に、人が集まる場所が苦手で、身体が硬直して、居心地悪くなるために、その場を楽しむことができず、心が別の方に行ってしまいます。

 

②すべき思考と脅迫観念

脳の身体の神経は、危険に敏感なので、しなければならないとか、すべき思考にとらわれ、そのように行動し、思い込みが激しくなります。いつも失敗することを恐れて、頭の中は、こうしなければならないということでいっぱいで、体をガチガチに緊張させています。そして、思春期の頃から、強迫観念や強迫行為に悩まされるようになります。

 

③気分のアップダウンの激しさ

身体が凍りついている人は、全身がギュッと縮まり、交感神経と背側迷走神経が過剰に拮抗している状態のため、小さなことでも爆発してしまうなど、気分のアップダウンが激しく、過集中の時期と疲れて動けなくなる状態の間を行き来しています。気分の振れ幅が大きく、身内にきつく当たってしまった場合には、罪悪感や嫌な気持ちが残ります。感情の激しさを理性で強力に抑えようとすると、交感神経の働きを抑え込むことになり、体調が悪くなります。

 

④人の顔色を気にして、他者の影響を受けやすい

身体が凍りついている人は、危険や脅威を感じる神経が働くために、そのせいで、人の顔色がとても気になります。相手が心地良くいてくれると自分も居心地よくなります。一方、相手がネガティブな感情を向けてくる場合は、交感神経に乗っ取られて、感情のコントロールが効かなくなるか、背側迷走神経に支配されて、身体が固まって、頭の中がフリーズするかもしれません。彼らは、最悪な事態に陥らないように、物事をネガティブに捉えて、先読みすることが癖になり、心配性になります。

 

⑤身体の痛みや不快感

身体を凍りつかせていると、身体の中に莫大なトラウマのエネルギーを滞らせることになり、不快感として感じられます。また、首や肩、背中が疼いて、痛みがあり、身体そのものが限界に近くて敵になります。そのため、何も感じなくて済むように、身体をギュッと縮めて麻痺させます。身体が緩まると、痛みや不快感が出てくるために、また身体を麻痺させて感じないようにします。

 

⑥人間関係が楽しめない

身体が凍りついている人は、人間らしい社会と関わる神経の働きが弱いために、人間関係を楽しめず、不快な状況が続くと、自分が自分で無くなる不安があります。人生が悪い方に行くと、勉強の意欲が下がり、失敗体験を引きずるようになり、自己肯定感が低く、自分を責めるようになります。

 

⑦生活先般の困難と体調の悪さ

日常生活が困難になると、身体が怠くて、夢の中にいるような感じでフワフワしたり、凄い眠気に襲われたりします。人と関わり緊張する場面が続くと、喉が詰まり、呼吸がしにくく、物事を考えられない、声が出にくい、相手の話を理解できないなどが生じることがあります。また、身体が固まったり、体調が悪化して、身体が思うように動かせないときは、焦りを感じて、どうしたらいいか分かりません。日常生活をうまくこなせない自分を責めて、半分諦めています。

 

⑧子ども時代からの対人関係

子どもの頃から、身体が弱く、事なきを得るために、物静かで大人しい性格になり、息を潜めて、そっと生きてきました。ただし、自分が仲良くなるクラスメイトは、気が強い子ばかりで、嫌われないようにしたり、気を使い過ぎたりして、人付き合いで疲れていき、体調を崩します。

 

⑨小さい時から不思議な子

小さい時から、身体が凍りついてきた人は、無表情、無感情のときが多く、有効な自己主張できなくて、本心で笑うことがほとんどありませんでした。周りからは、不思議な感じのイメージを持たれて、普通の人とは感性が違います。頭の中は、ネガティブなことが思い浮かびやすく、嫌なことばかり考えていると、ますます動けなくなります。

 

⑩苦痛を麻痺させること

ずっと身体を凍りつかせたままでいると、現実の苦痛を感じなくさせるメリットがあります。彼らは、ネガティブな刺激に受けると、すぐに気持ち悪くなったりするために、あえて自分の身を悪い環境に置き続けて、身体を麻痺させていることがあります。一方、良い環境に行くと、自分の身体の不快感や痛みが顕在化していくために、それに向き合うことを避けようとして、良い環境や安心できる場所から逃げたくなるかもしれません。

 

⑪凍りつく特性やパニック発作

脳と身体の神経の問題から、過剰な情報処理が苦手で、自分の考え方と違うとか、自分の思う通りに動けないと、身体が固まり凍りつきます。また、急な事や想定外のストレスに弱く、疲労が強くなると、パニックになることもあります。そのため、台本を考えて、計画通りに物事を処理しようとします。

 

⑫同調傾向

小さい時から、自分の気配を消すことが得意なために、相手といると自分の意見が無くなり、同一化していきます。自分が相手の懐にすんなり入り、相手の意見しか聞こえてこなくなり、相手の気持ちしか感じられなくなります。相手に同調すると自分の感覚や自分の存在感がここから消えていきます。

 

▶身体の凍りつき状態から解放されると

 

ショック療法的なことを行うと、身体の凍りつき状態から解放されて、深く呼吸が出来るようになり、血液の循環が良くなります。身体が軽くて、手足が温まるなどして、今までの自分の状態から急激に変化が起きます。良い方に変化していくと、自分のことがよく分かるようになり、感じ方が変わって、怖いという気持ちも減って、本来の自分が出てくるようになり、人に話しかけられるようになります。また、いろんなことを感じられるようになると、イライラすることが増えて、ストレスが溜まるようになり、悲しいことも思い出したりしますが、安定した生活が送れるようになります。健康的になると、時間感覚が戻り止まっていた時間や動けない時間が減ります。そして、自己主張せずに、相手に合わせている時間がもったいなく感じるようになり。自分のやりたいことが言えるようになって、実際に行動に移せるようになります。身体の緊張がほぐれていくと、外に出るとか、人が多くいる場面でも体調を崩さずに過ごせるようになります。

 

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