解離性障害の治療

▶解離症状と日常の困難さ

 

解離症状には、適度の解離と病的な解離があります。適度の解離は、安全感がベースにあり、消化や排泄、睡眠、生殖機能、リラックス、休息などの働きがあります。幼少期の親子関係にこじれても、不安や緊張、恐怖、痛み、怒り、焦り、恥辱などの葛藤が過剰にならないようにしてくれます。また、頭の中が外の世界の情報で溢れ返らないように、フィルター的な役割を担ってくれています。つまり、適度の解離は、自分を守るものとして人間に備わっている自然な反応であり、現実世界のストレスや疲れを癒して、生活全般の困難を引き下げます。一方、病的な解離は、危険や脅威を感じて、過緊張や凍りつき状態が続き、集中力や注意力が低下し、眠気が強く、その限界を超えると、シャットダウンを起こして、自分が自分でいられる感覚が弱まり、生き生きとした世界が枯渇します。病的な解離がある人は、外の世界を警戒していて、危険が迫ってくると、肩や顎、腕は、自分を守る準備を始め、頭や顔、喉、胸、背中、胃、腸は締めつけられるような痛みがあるかもしれません。恐怖や危険を感じると、凍りつきや死んだふりの状態になり、身体が動けなくなって、意識がボーッとした状態から気を失うことまで起こります。虚脱状態では、心拍数が落ちて、血の気が引き、手足の筋肉は脱力して、背中は曲がり、頭の働きも鈍くなって、心と身体がバラバラになります。

 

人は長年に渡って、危害を加える人物といながら、相手に合わせることが当たり前で、我慢に我慢を重ねて、戦うことも逃げることもしないでいると、身体の中に中断された闘争・逃走反応を閉じ込めることになります。身体は潜在的な脅威を感じるたびに、凍りつきや死んだふり(擬死)のような状態になり、莫大なエネルギーを滞らせて、交感神経や背側迷走神経(原始的神経)の支配下に置かれます。常時、警戒心が高くなり、ガチガチに凍りついた身体でいると、疲労は蓄積されていき、ストレスと戦うホルモンは不足し、痛みや炎症を引き起こします。そして、頭や首、肩、背中、全身に痛みが伴う線維筋痛症や、エネルギーが尽きて慢性疲労症候群、胃腸が炎症を起こして過敏性腸症候群、奥歯を噛み締めすぎて顎関節症になるかもしれません。解離症状(離人症)をある人は、痛みや不快感に身体が凍りついていますが、それを感じようとしても、凄い眠気に襲われたり、集中力が途切れます。日常では、ストレスや不快感、痛みを感じなくさせたり、怒り、恐怖、悲しみ、恥辱などの感情を切り分けたりが可能になり、生活全般を平然とやり過ごすことができます。しかし、本当の部分は、とても苦しかったり、辛かったりします。いつのまにか長期に渡るストレスに気づけず、何も感じない状態でいると、体調管理が出来なくて、心身の不調に気づけないことが起きます。また、硬く凍りついた身体で無理をしていると、硬くて痛みだらけの体になるという危険性があります。最悪、痛みの強さで、身体は収縮して固まり、姿勢を変えるだけで痛みを発し、痛みで眠ることができなくなり、全身は冷たくなって、生きる屍のようになります。

 

病気としての解離症状を抱えていても、外界からの精神的ストレスが少ない状況では、胸がザワザワすることもなく静かに、心を落ち着かせて、日常生活を営むことができます。しかし、人格交代をせざるを得ない状況になると、表に出て恐怖に震えてしまった人の心は凍りつき、固まるように閉ざされてしまって、自分では全く統制が出来ないようなひどい錯乱状態に陥ります。解離性障害または解離性同一性障害での人格交代という現象は、身に危険が差し迫った環境のなかで、身体から離れるか、意識が朦朧として自分を保てなくなるというあいまいな自己状態によって生じます。

 

治療を受けることで解離性同一性障害の人格交代という現象が無くなる人もいれば、10年経っても無くならない人がいます。一般的には、経済面の不安とか暴力が減って、いつ死ぬか分からない状態から抜け出すことで、内なる交代人格が眠りにつき、自然に統合されていくことがあります。また、主人格に生活スキルがあって、日常生活でのストレッサーが無くなり、無理をしなくてもよい環境に変えていくことで、体が固まらなくなり、人格を交代する必要が無くなります。

 

▶当相談室の取り組みとしては 

 

どもの頃からトラウマを繰り返し受けてきた人は、心のほうが身体のしんどさや痛み、恐怖、怒り、悲しみに気づかないようにトリックをかけています。日常的に過緊張状態で、ショックを受けると凍りついて、身体の各パーツが離れ離れになり、解離症状や離人症、現実感喪失症が出ます。解離症状が悪化すると、生活経験を一つ一つ積み重ねていくことが出来なくなり、意味を持つ自分という歴史を作れなくなります。このように自分が自分でいられなくなり、自分のことがよく分からなくなっている方へのカウンセリングは、言葉のみの交流ではなかなか上手くいかないものです。当カウンセリングルームでは、心と身体を一致させて、健康度を高めていきます。また、環境調整してストレス要因を取り除くことを提案したり、周囲のサポートする人の理解を深めたり、休養して心身を落ち着かせる方法を学んでもらいます。カウンセリングでは、身体志向アプローチやマインドフルネス瞑想、呼吸法、イメージ療法、音楽療法、スピリチュアリティを取り入れながら、セラピストとの間で浮かび上がるこころや身体、感情に触れていきます。さらに、希望があれば、課外活動とか生活サポートを併用して実施し、過去のトラウマの未解決な行動に取り組んだり、人が一つ一つの実際の体験の中で、「私は私であり、私が世界につながっている。」と実感を持つことができる支援が必要であると考えています。また、解離による人格交代や意識変容、対人恐怖、気配過敏、身体症状が生じている混沌のなかで、どうやって生きていけばいいかを話し合って解決していきます。

 

当カウンセリングルームの独特な方法としては、自然崇拝の視点を取り入れています。気配過敏や体内過敏があり、憑依体質の解離性障害の方には、自然の中には精霊がいて、自分は守られているという物語を作っていきます。そうすることで、気配や影に対しての恐怖がスピリチュアルな体験に変わり、ストレスが軽減されるために、社会のなかでそれなりの活動ができるようになります。また、神々のイメージを思い浮かべ、深呼吸する瞑想を行って、トラウマによって刻み付けられた身体の苦しみと闘争していきます。そして、苦しみの限界に近づいたとき、人はトラウマの中で凍りつきますが、神々の愛の中で目覚めて、その安堵感から涙が溢れていき、固まり閉ざされてしまった心と身体が柔らかくなります。神のイメージがしっくり来ない人には、母親の温もりのなかで抱きしめてもらうイメージや恐ろしい動物に襲われてそこから逃走を成功させるイメージ、恐怖の対象を思い起こして打ち倒していくイメージ、懐かしい風景を思い出すイメージ、頭の中で好きな音楽を流すイメージなど、その人に合ったイメージを探して、身体の凍りつきを溶かします。まずは、カウンセリングルームのなかで、目や口、肩などパーツを動かして、身体をじっくりと観察していくことから始めます。身体の不快な感覚、感情、凍りつき、無力に脱力した部分に気づいて、その部分に焦点を当てながら、あくびをせずに、身体の内から震えや揺れ、熱などの自然治癒力を引き出します。うまくいくと、解離する前の自分に戻り、全身の力が抜けて、体全体が軽く、ポカポカするでしょう。このように身体のパーツを動かしながら、心身のバランスを整えることに時間を使います。次に、セラピストをガイド役にして、外傷体験を同定し、ゆっくりと耐えられない痛みに近づいていきます。そして、自らが意識的に望みを捨て、自発的に身体が動けない状態に入り、その感覚を体験しつくことで、自分を支配している存在(あいつ、親、加害者、自分自身か、別の言い方では、原始的な神経の働き)から抜け出ることが可能になります。

 

 ▶解離性障害、解離性同一性障害の治療の段階

 

トラウマの症状というのは、本人の意志(心)だけの問題で起きているのではなく、進化生物学や神経生物学的な身体的要因で生じています。そのため、対話のみの心理療法ではなく、トラウマや解離症状には、安心できる環境作りと心身両面に直接作用するアプローチが求められます。トラウマにより、その奪われた力を取り戻す方法としては、マインドフルネス瞑想やソマティックエクスペリエンスなどの身体志向アプローチが有効です。特に、子どもの頃から複雑なトラウマを負っている方の場合は、過去のトラウマ体験を話して、感情を発散するカタルシス療法を行うのと同時並行して、宇宙飛行士がするような訓練を行います。この訓練では、ソマティックエクスペリエンスの理論を用いて、不快な感覚や感情に向き合いながら、解離を使わずに現実に対処できるようにしていきます。そして、今ここでの身体感覚、行動、頭に浮かぶイメージ、感情に焦点を当て、凍りついた身体をケアして、自然体で生きれるようにします。治療がうまくいくと、人間の最も洗練されたシステム(トラウマの不動状態から愛の不動状態)が働き始めて、オキシトシンの効用により、頭と身体がスッキリし、身体の様々な感覚や感情、イメージ、記憶が思い浮かんでくるようになります。そして、その思い浮かんだことを、あんなことやこんなこともあったと正直にセラピストの話していって、自分の健康状態を高めます。その一方で、トラウマから回復する過程において、頭(心)と身体を繋げていますが、身体に刻まれたトラウマの痛み、渦巻く感情、心の空虚さ、過敏さ、不安、気持ち悪さなど、今まで見て見ぬふりをしてきた部分を見つめていく覚悟が必要です。性的虐待などの到底耐えられないようなトラウマを持っている人の場合は、身体と向き合うと、フラッシュバックして、手足が勝手に動き出す、悲鳴をあげる、体中に電撃が走るなど反応が凄まじくて、恐怖に圧倒される可能性があります。また、頭と身体が合致すると、動きづらくなるとか、身体の不調に気づくとか、心臓が痛むかもしれません。さらに、怒り、悲しみ、苦しみ、恥ずかしさなどの負の感情が大きくなりすぎて、日常生活に支障をきたすかもしれません。頭と身体を合致させるかどうかは、本人に判断してもらって、離人や解離した状態で生活していくのも選択肢の一つになります。

 

解離症状がある人は、不安や恐怖が高まり、嫌な記憶が蘇ると、身体が硬直して、原始的な防衛システム(背側迷走神経系)が作動します。そして、喉や胸が詰まったようになり、肺やみぞおちには固いものがあって、身体が凍りつくか、シャットダウンが起きます。この時、様々な症状のようなものが出てきます。例えば、呼吸のしづらさ、動悸の激しさ、身体の痛み、頭痛、腹痛、めまい、吐き気、不動、麻痺、離人、死んだふり、機能停止、自暴自棄、崩れ落ちなどがあります。まずは、治療の段階として、自分の身体をしっかり観察していくことから始めます。身体が常に凍りついて、自分の身体の感覚が分からなくなっている人には、呼吸法やヨガ、タッピング、運動などを取り入れて、凍りついた部分をケアしていく必要があります。そして、身体の中に安心という言葉の意味をしっかり持てるような、安全な感覚を発掘します。最初は、楽な姿勢を取り、安心できる記憶や望ましい記憶、幸せなイメージを思い浮かべるか、心地良くリラクセーションの効果の高いを音楽を聴いて、全身の身を委ねていき、リラックスした状態に持っていって、内なる身体感覚の変化に注意を向けていきます。次に、身体の安全基地が見つかったら、そこをホームベースにして、身体の緊張や不快感、防衛的態度に気づきを深めていって、凍りつきや死んだふり(擬死)のトラウマとの間を振り子のように行き来します。例えば、ヨガなどで使う難しい姿勢を取りながら、筋肉を疲れさせます。深刻なトラウマがある人ほど、苦しい状態を耐え忍ぶと、身体がガクガクブルブルと震え始めるので、それを全身に波及させていき、身体の凄まじい緊張をほぐします。また、緊張した部分に意識を集中させて、どんどん緊張が強まることを想像してもらって、実感を伴わせるか、表現したいように身体を動かすことで、身体の固い部分が緩んで、可動域が広がります。また、死んだふりした部分に意識を向けていくと、収縮しようとする力が働き始めて、血液が巡ることで、筋肉が感じられるようになり、自分の身体の感覚が戻ってきます。

 

治療の到達目標としては、安全なカウンセリングルームのなかで、トラウマ記憶を思い起こしながら、身体的反応に着目します。そして、自らが望みを捨てた不動状態の中に入り、凍りつきや死んだふりした状態の身体感覚に馴染んで、そこからの覚醒(警戒と攻撃性)を恐れず、身体の生理的反応の変化を実感しながら、耐え忍んでいくことで、人間本来の自然治癒力が発揮されます。人が恐怖の中心に向かえば向かうほど、激しい情動と痛みに凍りつきますが、と同時に、身体の中心から燃え盛るような熱が出てきます。極限の状態のなかで、気を失いそうになりながらも耐え続けると、身体が震え始めて、筋肉や脊髄、扁桃体などに滞っている莫大なエネルギーが解き放たれ、全身が広がります。全身が広がると、身体の中に安心感が感じられるようになり、深い呼吸が吸えて、背筋も伸びていって、自分の身体と仲良くなれます。そして、自分の身体を許容できれば、自分の内なる感覚に対しての恐れが無くなり、地に足をつけてしっかり現実を生きること(グラウンディング)ができるようになります。治療後からしばらくの間は、身体が良い感じで力が抜けて、ある程度リラックスした状態で過ごせます。しかし、注意点としては、日常生活に戻り、一定の時間が経つと、恐怖や警戒心が身体に染みついているので、元の過緊張や凍りついた状態に戻ります。

 

そのため、このようなセッションを何十回と行って、こころや身体に反応を引き起こし、凍りついたトラウマを緩めては、元に戻って、戻っては、少し進んでを繰り返します。トラウマから解放されるときは、全身が凍りつき、麻痺している状態の中で、震えるか、鳥肌が立つか、熱くなるか、痙攣するか、涙が溢れて、身体中の凄まじい緊張がほどけます。セッションにおいて、身体内部が安心感に変わると、神経システムが平衡状態になり、様々な心身の問題や原因不明の症状が改善されていきます。筋肉が緩んで、内臓の感覚が変わっていくことで、トラウマティックな脳も徐々に変化していきます。また、観察者の私や身体の内部で縮こまっている私から、誰かに見られている私やこの現実世界に存在している私に変容することが可能になります。そして、息がしやすくなり、ストレスへの耐性が強まり、覚醒度の耐性領域も広がり、自分が自分でいられるようになって、生活全般の困難に対処できるだけのメンタルが鍛えられます。さらに、内なる感覚とイメージ、感情、思考の間を行き来することで、理性脳と情動脳の繋がりが活性化し、本来の自分の感覚を取り戻していきます。また、随分と落ち着いて、薬を使わず眠れるようになり、爽やかな表情に変わっていきます。その後、セラピストとの対話を通して、意味付けや思考していくことで、自分の否定的な物語を肯定的な物語に書き換えて、新しい自分に生まれ変わることが出来ます。望ましい自分のイメージが出来上がり、自分のペースで生きれるようになると、体質も大幅に改善されていきます。

 

凍りつきや死んだふりの不動状態に入るには、自分の身体と向き合う勇気や自分の症状を治したいというモチベーションが必要です。怖がりな人ほど、恐怖に向き合うと、固まってしまうことに恐怖を感じます。また、解離が重い人ほど、途中の段階で、強い眠気や集中力が切れてしまって、心と身体がすぐ離れてしまうために、なかなか先に進めなくなるかもしれません。また、線維筋痛症で全身が完全に固まって、痛みばかりの人には、身体に注意を向けていくことを指示しても、痛みがさらに身体を収縮させていくという結果になり、思うようにいきません。さらに、トラウマが重症化して、既にエネルギーが枯渇してしまっている人は、イメージが出来ず、身体も反応しなくなっているので、トラウマのコアの部分を変化させることが難しくなります。治療上の注意点としては、解離や離人感が消えていくと、自分の感覚が戻ってくるために、心や身体の痛み、不快な感情、過敏さ、不安、緊張が強まるかもしれません。今までは、身体を麻痺させて、半分眠っているような低覚醒状態でしたが、治療が進むと、無力な状態と過覚醒の間を行き来するようになり、本能的な攻撃性や希死念慮に悩まされるかもしれません。また、回復過程にある人が、身体に焦点を当てることで、本来の自分に戻りますが、そのせいで恐怖や無力感から家に引きこもることもあります。さらに、自分のありのままの感情を出してしまうことで、周りに迷惑をかけてしまうことがあり、そのため、社会に許容される範囲で表現する必要があります。過覚醒時は、呼吸が浅く早くなり、警戒から周囲を探って、細かいことまで気にするようになり、緊張やイライラ、モヤモヤ、ムズムズ、痒みが出て、日常生活がスムーズにいかずに、しんどくなるかもしれません。この状態の時は、ストレスを感じている自分の身体に注意を向けて、その感覚の変化を見ていくワークを行います。まずは、不快な感覚をすぐに切り離して、動いてしまうのではなく、好奇心を持って、身体の怠さや疼き、不穏な気配を感じていきます。そして、顎を下げて、口の開け閉めをして、身体の内部を意識的に探索していくと、震えや揺れ、熱など自然に回復していく力が引き出されて、人と安心して繋がれる社会交流システムが働きます。また、脳や身体に意識を向けて、様々な感覚や気配に馴染み、心地良い気持ちで過ごすことが得意になれば、身体がリラックスしていきます

 

▶解離性障害、解離性同一性障害の治療のまとめ

 

治療の方法をまとめると

①環境調整してストレス要因を取り除き、安心・安全感の獲得が最重要です。生活全般のストレスや不安、恐怖が強いと解離症状は良くならず、悪化します。日常生活のなかでは、ストレスに気づき、自己調整して、自分自身をケアしていかなければなりません。

 

②カウンセリングでは、人と話すことに幸せを感じてもらうとか、良い体験をしてもらうことに比重を置き、望ましい自分のイメージ作りや自分の人生の物語を書き換えていきます。また、状況を適切に認識できる力をつけて、置かれた状況をそれなりに対処できるように考えていきます。

 

③解離症状や身体への不安をソマティックエクスペリエンス(身体志向アプローチ)で対応します。これはNASAの宇宙飛行士がやっている訓練です。過緊張と不動、麻痺の間を行き来している低覚醒の人が、自分の身体を凍り漬けにして、交感神経と原始的神経を拮抗させて、さらに副交感神経を活性化させます。人間の進化の過程において育まれた神経系の働きを全て体験しつくすことで、統合的な自己を作り出します。神経系に滞っている過剰なエネルギーを解き放ち、徹底した力強さを手に入れることで、防衛的態度が消え去り、緊張とリラックスの間を行き来できるようにしていきます。

 

以上により、今まで、解離症状のある人は、恐怖や痛みに凍りついて、膨れ上がるか衰弱する傾向にありましたが、その蓄積された身体のエネルギーを解放させることで、逞しい肉体とスピリチュアリティに変容することが可能です。そして、身体と心が緊張とリラックスの間を行き来できるようになると、対人緊張が減って、落ち着いて人と話せるようなり、頭の働きが良くなります。また、警戒して周りにしか注意が向けられなかったのが、自分自身に注意を向けれるようになり、集中力やモチベーションも高まります。今までは胸や喉が締めつけられるような痛みがありましたが、耐えられる痛みに変わっていき、私は今ここで生きている、私はこの世界と繋がっているという現実感を取り戻していきます。その結果、心と身体が再び出会って、本来の姿を取り戻します。フラッシュバックしにくくなり、過去に引きずりこまれることも少なくなり、嫌なことがあっても振り回されなくなります。目標はとして、心身の症状が必要なくなるくらいに自分を取り戻し、力強さを得て、日常生活が自由に送れるようになることです。そして、外の世界の人々と繋がり、喜びを分かち合えるぐらいの状態に持っていくことです。目標が達成されると症状により自分を覆っていた防衛が取り去られ、表情がやわらかくなり、自分に優しくといった変化が起こります。

 

①自分を病気だと認識できるようになる。

②自分の中にいる人格の存在を受け入れられるようになる。

③自分が生きていても良いと思える。

④病気と向き合い、前向きな気持ちで人生に関わる。

⑤少しずつ、人間らしい感覚や感情を取り戻す。

⑥今より元気になる。

 

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