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自己愛性人格障害の末路、行く末


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 第1節.

自己愛性パーソナリティ障害の傾向


自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)を持つ人々の背後には、幾重にも重なる背景や感情があります。その多くは、生まれながらの資質や成長過程のアンバランス、そして時には幼少期のトラウマ体験に起因しています。生い立ちの中でのさまざまな経験が、自分という存在を隠したり、恥じたりする原因となっています。そして、そのような過去を抱えながら、社会との関わりの中で心の痛みや葛藤を乗り越えようとします。

 

彼らの心の中には、「私は人間である」という当たり前の実感が欠けていることが多いです。これは、子どもの頃の親子関係や外傷体験からくるもので、社会や人間関係の不条理さへの不満や恨み、そして自分の存在の虚しさといった深い心の傷が根底にあります。その心の痛みを忘れるため、彼らは自分に価値があると信じ、自分を特別な存在として位置付けることで心の安定を求めます。

 

しかし、その結果、彼らは誇大な妄想を持ち、自分を中心とする世界観を築き上げます。何かがうまくいかなかった場合、その責任は他者にあると信じ込み、自分の立場や価値を保護するために自己中心的な行動に走ることが多くなります。 彼らが求める「私は人間である」という感覚や実感は、時に人々を混乱させる行動に繋がります。

 

例えば、他者の感情や心を弄ぶような行動をとり、病的に嘘をつくことで自己を保護しようとする人もいます。また、自らが過去に受けたような軽蔑や無関心な態度を他者に向けることで、一時的な優越感や快楽を求める人もいます。

 

1.自己愛性パーソナリティ障害の背後に隠された心の傷跡

 

自己愛性パーソナリティ障害を持つ人々は、その行動の背後に痛みや孤独、過去のトラウマという深い心の傷を抱えています。身体の中にそのトラウマが刻まれ、脳が常に防衛的な働きをし、リラックスすることが難しいのです。彼らの中には、子どものころから続く「安心」の感覚が育たず、その安心感を求めて周囲との関係にもがき苦しむ姿があります。

 

彼らが安心感を得るための方法は様々ですが、多くの場合、外部の評価や他者からの注目を重視します。自分を安定させ、価値を感じるために、容姿や外見、そして物質的な豊かさに焦点を当てることが多いのです。その結果、自分の外見や持ち物、そして社会的なステータスに執着する傾向が強まります。

 

特に、一部の男性においては、外見の美しさや豊かさを示すためのアイテム、如何にも社会的成功を示すような高級車やスーツ、ブランド品に固執することがあります。その外見や持ち物によって、他者からの注目や賞賛を浴びることで、自らの価値を確認し、内面の空虚感を埋めようとします。異性との関係でも、自分を高く評価してくれる人や、自分の支配下に置ける人を求める傾向が強まります。

 

彼らの心の中には、誰もが持っている欲求や欲望、そして恐れや不安といった感情が、一層強化されて表れることがあります。その中で、異性を征服すること、支配することでしか、自分の価値を感じることができないと感じることがあるのです。このような心の深層には、神話や伝説に見られるような、ハデスのような悪魔的な欲望が潜んでいるかのように思えます。

 第2節.

劣等性と誇大性が入り混じった自己愛性格


自己愛性パーソナリティ障害を持つ人の背後には、その深い痛みや複雑な心の動きが隠されています。子どもの頃から、彼らは死別や離婚、虐待や家庭内暴力、不慮の事故や事件、身を置く場所を失う経験など、一つの家庭での不運や困難に多く直面してきました。これらの厳しい環境は、彼らの心に恥や無力感を植え付け、学校や社会との関わりの中でも迫害や孤立を感じさせました。

 

そのような過酷な環境で育ってきた彼らは、安定した生活や無邪気に過ごす人々を見ると、自分の過去の痛みを反映させるように、彼らに対する憎しみや羨望を抱くことがあります。このような感情は、彼ら自身が自分のルーツやアイデンティティをしっかりと持つことができず、自分の存在や人生の意味に対して希薄な感じを抱えていることから来ています。

 

しかし、人は矛盾する感情を持つもので、彼らもまた例外ではありません。子どもの頃に経験した、一時的にでも優越的な立場に立ったときの興奮や快感が、彼らの心の奥底に刻まれています。そして、安定した家族の中での暖かい環境や、恵まれた状況で生きる人々に対して、憧れや羨望の気持ちを持ちつつ、同時に彼らに対する妬みや悔しさを感じるのです。

 

1.自己愛性パーソナリティ障害と心の葛藤

 

自己愛性パーソナリティ障害の人の深層には、彼ら自身の存在の希薄さや居場所の不確かさ、深い寂しさややりきれなさ、絶望感、内なる怒りや繊細さが隠れています。そして、自分を見捨てたり、支配したりした親や周囲の人々に対する疑念や猜疑心も根付いています。

 

本来の自分は臆病であり、感じる無力感や脆弱さを抱えていますが、子どもの頃の経験や外部の期待に応じて、自らをより大きく、より堅牢に見せる必要があると感じてきました。この理想的な自己像と、実際の自分との間には大きな乖離が生じており、心の中では常に二重の自己、すなわち誇大化した自己と、自己の脆弱な部分との間で葛藤が続いています。

 

この脆弱さを受け入れるのではなく、自己否定や自己批判に繋がるため、彼らはその部分を隠蔽し、自分を強く見せるための誇大な自己意識を形成します。この防御的な態度は、彼ら自身、そして他者への接し方にも影響を及ぼします。自分自身にも他者にも厳しい目を持ち続けることで、自らの弱さや不完全さを隠そうとします。

 

社会的な評価や他者の視線を極度に気にする彼らは、筋肉の鎧や精神的なヴェールを身につけ、外部からの評価や賞賛を集めるために、魅力や才能、そしてコミュニケーション能力を磨き上げます。そして、それを武器に、自らの位置を確立し、自分を守るために環境をコントロールしようとします。 しかし、その背後には、本当の共感や罪悪感が欠如しているため、目的の達成のために他者を手段として使うことを厭わない一面もあります。

 

2.自己愛性パーソナリティ障害と独自の正義感

 

自己愛性パーソナリティ障害の人々は、しばしば強烈な正義感を持っています。この正義感は、彼らの心の中での「自分は正しい」という信念から来るもので、自らを高く評価し、自分の行動や価値観が他者よりも優れていると確信しています。彼らの視野に入る不正や不誠実を目にすると、それを是正しようとする強い動機が湧き上がります。この独自の正義の感覚は、時に彼らを社会的なリーダーとしての役割に導くことがあります。

 

彼らは、社会の中での非協力的な人々や自分の価値観に合わない行動をする者たちを敵対視することが多いです。このような状況では、彼らは同じ考えを持つ仲間を探し、強い絆や仲間意識を育てることで、共同で「正義」のために行動することが多いです。この過程で彼らは、時に自分たちのグループを強化するために、特定の人々やグループを「敵」として位置づけることもあります。

 

このようなリーダーシップの下で、彼らは一部の人々から非常に支持され、愛される存在となることがよくあります。彼らが築き上げた共同体の中で、彼ら自身の思い通りに物事が進むと、それは彼らにとって大きな安堵感や達成感をもたらします。

 

しかしながら、彼らの心の中には常に不安や疑念が存在しています。計算高く、事前に全てのシナリオを想定しようとする彼らは、どこかで問題やトラブルが生じることを常に警戒しています。このような感覚は、彼らの心の中での抑うつ感や不満、時には怒りとして現れることがあり、これが仲間内でのトラブルや対立を引き起こす原因となることも少なくありません。

 第3節.

恋人やパートナーとの関係


自己愛性パーソナリティ障害を持つ人々は、幼少期に深い心の傷を抱えて育ってきたことが多いです。親との関係が条件付きの愛情であり、真に無条件での愛と支持を経験せず、それにより、自己価値や安心する場所を見つけるのが難しくなっています。その結果、彼らは生涯を通じて、誰かに自分の価値を認めてもらいたいという深い渇望を持ち続けます。

 

この渇望は特に恋愛関係において顕著になります。彼らは、最初は非常に魅力的で、心から相手を思いやるように振舞い、恋人の欲しいと思う理想的なパートナー像を演じることができます。恋人のすべての要望や不満を受け止め、真摯に耳を傾ける彼らの態度は、まるで完璧な相手のように見えることも。

 

しかしながら、時間が経つにつれて、彼らの内側の不安や自己中心的な欲求が表面に現れるようになります。相手が自分の期待に応えない、または自分の価値観や欲求と異なる行動をとると、彼らはその恋人を支配し、コントロールしようとする傾向が強くなります。その背後には、見捨てられる不安や他者に依存することへの恐れが隠れています。

 

このような行動は、相手を窮地に追い込むことになります。恋人が自分との関係に不満や疑問を抱き始めると、彼らはさらに強い束縛心や支配的な態度を強めることが多いです。これは、彼らの病的な自己愛が背景にあると言えます。彼らは、自分が必要とされていないと感じることが非常に耐えがたく、相手に対して自分のルールや価値観を強制し、関係の継続を求めることで、その不安を和らげようとします。

 

1.自己愛性パーソナリティ障害と恋愛関係:年齢とともに増す葛藤

 

自己愛性パーソナリティ障害を持つ人々は、非常に複雑な感情と行動を抱えていることがしばしば見られます。特に恋愛関係において、その行動が顕著に現れることがあります。恋人が自己判断や自立の気配を見せると、彼らはその独立心を脅威と感じることが多い。その結果、言葉の暴力や身体的な暴力を用いて相手を支配し、自分の求める形にしようとする傾向があります。

 

時として、このような行動は恋人の心身を極端に疲弊させ、彼らは一時的に優しくなることでバランスを取ろうとするものの、根本的な問題は解決せず、結果的に恋人を深い絶望の中に追い込むことがある。恋人がそのような厳しい状況から抜け出そうとすると、彼らは再び攻撃的になり、新たな対象を探し、同じパターンの関係を繰り返すことが多いです。

 

真の結びつきを象徴する結婚においても、彼らの不安や疑念、支配欲が影を落とします。特に、恋人の家族や友人からの反対や懸念が出ると、彼らはそれを深刻な脅威と感じ、激しい感情を抱くことが多い。

 

自己愛性パーソナリティ障害を持つ男性は、美しさや若さを非常に重視することがあり、そのため、年齢差が大きな関係になることも。そのような関係の中では、両親や家族との関係構築が難しくなることがあります。

 

幼少期からの彼らの行動は、他者より優れているという自己認識や、他者からの賞賛を常に求める傾向が背後にあります。若いころは、この力で多くの人々を魅了し、支配することができるかもしれません。しかし、年齢と共に身体や環境の変化が現れると、彼らの支配力は減少し、そのギャップから生じる不安や矛盾が日常生活に影を落とすようになります。

 

特に、中年期以降は、多くの課題や変化が訪れることが多いです。家族との関係や職場の人間関係でのトラブル、健康問題など、様々な問題が彼らの前に立ちはだかります。そして、彼らの誇大な自己イメージと現実とのギャップが大きくなるにつれて、彼らの情緒的な安定感は失われ、さらなる苦しみや問題が生じることが予想されます。

 

2.自己愛性パーソナリティ障害を持つ夫と家庭生活の困難さ

 

自己愛性パーソナリティ障害を持つ夫は、その特質から、日常生活の中で多くの困難に直面することが考えられます。潔癖や強迫性の症状が強いため、家庭内で自分独自のルールを強く主張することがあります。これは、自身の安全や安定を求める結果としての行動であり、その背後には、不安や恐怖、自分を守るための防御的な態度が存在します。

 

家族や配偶者からの小さな変化や非言語的なサインでも、彼にとっては「自分は大切にされていない」と感じるきっかけとなり、怒りや不安感が高まることがあります。このような感情は、周囲に対して攻撃的な態度を取ることに繋がることが多く、家庭内での摩擦や対立が絶えない状況を生み出すことがある。

 

特に妻に対して、自分の価値観や考えを絶対的なものとして押し付けることが多いため、モラルハラスメントや身体的な暴力が問題となることも。このような行動が繰り返されると、妻からの信頼や愛情を失い、結果として家族の離散や離婚へと繋がる可能性が高まります。

 

しかし、全ての自己愛性パーソナリティ障害を持つ人が同じ運命を辿るわけではありません。社会的に成功を収めて、子どもや配偶者からの愛情や尊敬を感じることができれば、人間関係の築き方や自己の受け入れに変化が見られることも。その結果、人間関係がスムーズになり、性格が丸くなる可能性もあります。

 第4節.

病的な自己愛傾向の方は


自己愛性パーソナリティ障害を持つ人々は、彼ら自身の背景や経験により、非常に複雑な心の世界を持っています。多くの場合、彼らは人生の早い段階で何らかのトラウマや挫折、不条理を経験し、その影響を深く受けることとなります。このような経験が、被害者意識や猜疑心、神経質な性格の形成に寄与しています。

 

彼らは、自らが正しいとの誇大な自己評価を持ちながらも、外部からの承認や賞賛を極度に求める傾向があります。これは、彼らの敏感で傷つきやすいプライドと、突出した自己の存在を必要とする欲求との間の狭間で揺れ動く感情の反映と言えるでしょう。

 

しかし、彼らが人々から認められない時、その神経質な性格が強く影響し、彼らの心や身体にはさまざまな症状として現れます。彼らの感じる怒りや無力感は、彼らが常に自らを守ること、そして自己を確立することの重要性から来ていると考えられます。

 

特に、ストレスが増大すると、彼らの共感性は欠如し、自分の立場を維持するために他者を無意識に排除しようとする傾向が強くなります。これは、自らの安全や認識を確保するための自衛的な行動とも解釈できます。さらに、自分の意見や立場が脅かされると感じた時、彼らは強い闘争心を持ち、時には過激な行動に走ることもあります。これは、彼らが持つ敵と味方、安全と危険を本能的に見極めようとする防御反応とも関連しているでしょう。

 

自己愛性パーソナリティ障害を持つ人々は、その心の内部に複雑な感情の波が存在しています。ストレスの低い環境や、彼らが理想とする相手との関係が良好なとき、彼らの良心的な一面が顕在化し、他者との関わりの中で平和で安定した時間を過ごすことができます。しかし、その背後には、深く不安や不全感、欠乏感などの未発達な感情が潜んでいます。彼らの心の中はまるで、成熟していない幼い子供のように、情緒の安定や愛情を求めることが多いのです。

 

その一方で、彼らの感覚や認識は、物事を主に損得の観点から判断することが多く、その結果、自分が得をするような行動や選択を重視します。これは、彼らが自分の存在や価値を不確かに感じ、自分を守るための一種の生きる術として成り立っているとも言えます。

 

このような感覚の中で、彼らは周囲の人々や環境に合わせて自分の行動や言動を変えることが得意です。表面上は完璧に見えるかもしれませんが、その中には他者の境界を越えることで自分を確立しようとする欲求が強く働いています。この行動は、彼らが自分の存在感や自分の価値を感じるための方法として、無意識のうちに行われているのです。

 

また、彼らの行動は快原則に強く支配されていることが多く、それが過食やセックス依存、買い物依存などのさまざまな依存行動に繋がっています。これは彼らが一時的な快楽や安堵を求め、その感覚を通じて自分の存在や人間らしさを確かめようとするからです。 彼らと関わる際には、彼らの背後にある深い不安や欠乏感、そしてその行動の背景にある人間性や感情を理解することが重要です。

 第5節.

生きるというのは、不確かで予測不可能


富樫公一という自己心理学や自己愛の研究者は、「不確かさの精神分析」という著書の中で、人間が直面する生の3つの大きな特性を探求しています。彼が指摘するそれぞれの特性は、私たちが日常的に経験する生活の中での微細な瞬間や、大きな選択の瞬間にも関わってくる深いテーマです。

 

①予測不可能性:私たちが日常で遭遇する単純な事象や短期間での出来事はある程度予測可能ですが、未来の多くの出来事や複雑な事象は予測の範疇を超えています。この不確定性は、我々の日常の選択や長期的な人生の計画においても一貫して存在しています。

 

②生きることの不確かさ:私たちの人生や存在には、確固たる意味や明確な定義を持つものは存在しない。それぞれの人が自らの経験や価値観を通じて、自分なりの意味や定義を見つける過程が求められます。

 

③有限性:我々が直視し難いものの中で最も深く、骨太な真実は、私たちの生命の有限性です。私たちはいつか必ずこの世を去らなければならない。この事実を認識し、受け入れることは、自らの存在や人生の価値を深く考えるきっかけとなります。

 

トラウマや自己愛の病理を持つ人々は、これらの不確かさや有限性に対する苦しみや恐怖が増幅されることが多いです。年を取ることの恐怖や、内面の空虚感は彼らの心を深く傷つけます。しかし、生の不確かさや有限性を受け入れ、その中での意識的な選択や諦めの美学を身につけることが、真の成長や回復への道となります。

 

今、この瞬間を生きることの大切さや、逆境を迎えたときの冷静な判断、そして自身の人生を担う強さや勇気。これらを持つことは、不確かな世界での成功や、より豊かな人生を築く上での鍵となるのです。

 

トラウマケア専門こころのえ相談室

更新:2020-06-23

論考 井上陽平

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