回避傾向型の人との恋愛

▶回避傾向型の人との恋愛

 

回避性パーソナリティ障害の人との恋愛はなかなか難しいと思われます。回避性パーソナリティ障害は、子どもの頃から、夫婦や親子間に問題があり、その問題から目を背けてきました。大人になった今でも、具体的な問題解決があってもそれを選びません。また、他者から差し出されるものは拒んでしまいます。

 

色んなことから逃げてきました。

価値観が合わないなと思うと関係を切るだけでなく、仲良くしたいと思っても不安の方が強くなって関係を切ってしまいます。

 

自分に自信がなく、自分に価値が無いと思っているので、恋愛関係を維持するのに、多大なコストを払いますが、すぐにしんどくなって、関係が続きません。

 

会話のバリエーションがなく、沈黙の時間が続き、自分のことをつまらないと相手が思っているかのよう想像し、いたたまれない気持ちになり、関係を続けていくのが怖くなります。

安全第一なので、安全な空気を醸し出してくれる人がいいです。

安全基地になってくれる

 

ほど良い環境とはいえない家庭で育ち、子供の頃から生き残るための防衛が過剰で、頭の中で分析してきました。人と交流する場面では、相手の悪いところに気づいてしまって、苛立ったり、距離を置きたくなります。

 

人と交流を持つことが苦手

人に会うのが怖く、嫌われることを恐れている。人間関係が続かない、被害妄想になって、嫌われていると思ったり、自分を責めたりします。

 

人と接すると、ちょっとしたことでも、体が凄く反応するため、心理的距離を置かないといけない。

 

根底には、自分に安心感が無く、中身が空虚です。自分に本当の安心がないので、他者を愛することができません。相手に求めるものは、空っぽの自分を埋めてくれる何かであり、自分に元気をくれることを期待します。

 

相手を好きでいるためには、自分の理想通りの人ではなくて、その理想を裏切られると元気が無くなります。

 

複数のトラウマがある場合は、覚醒領域の耐性が低いため、過剰に感情が高まると、それと同時に麻痺しやすい側面があります。そして、失感情症や離人症のような状態になれば、何も感じないので、人に対して好意を持つことが出来なくなり、相手の気持ちに応えることができなくなります。

 

また、相手に好意を向けられても、自分のことが嫌いなため、そんな自分に好意を向けてくる相手のことが嫌いになります。身体に痛みが多くなるほど、人から好意を寄せられても、体の方が反射的に追い払おうとします。相手の好意に応えたくても応えられないので、身動きがとれない状態になり、身体症状化します。その結果、理解してくれるような人が現れても、そのような関係を続けていくことが厳しいです。

 

身体と心が不調で、動くことができません。そっとしておいてほしい

子どもの頃から、様々なトラウマを受けていて、恐怖や恥をかかされて、全身を凍りつかせてきました。

今では、自分の感情がなく、自分のことがよく分からず、異性と親密になろうとする感覚が分かりません。

 

時間をかけて信頼関係を作る必要があります。

出会って3回目くらいのデートの時に、恋人になるかならないか、触れ合うか触れ合わないかの微妙なときに、回避性人格障害の人は、余計に回避したくなります。

皮膚の接触や性愛関係に嫌悪感がある場合があるので、触れ合うときには注意が必要です。