神経発達と生きづらさ
▶発達早期のトラウマの影響

 

発達早期にトラウマを負うか、発達障害の傾向があり、神経発達がうまくいかなかった子どもは、生きづらくなります。子どもの頃から、神経発達の影響で、怖がりで、思考が混乱し、死にたいと思っていることがあります。自分のことを両親に分かってもらおうと思っても、分かってもらえず、母親との愛着形成がうまくいきません。

 

発達早期の出産時、医療トラウマにより、虚脱(筋肉が伸び切る)や凍りつき(筋肉が縮こまる)に固着してしまって、神経発達に問題が出ます。子どもの頃は、アスペルガー症候群やADHDになり、大人になってからは、双極性障害、解離性障害、解離性同一性障害、境界性パーソナリティ障害、複雑性PTSD、原因不明の身体症状などになります。身体疾患では、喘息、アトピー、慢性皮膚炎、アレルギー症状、過敏性腸症候群、顎関節症、線維筋痛症、慢性疲労症候群などです。

 

 

 

親の反応にショックを受けやすく、恥の感情に鋭くなります。

人前で恥をかかされると、顔を真っ赤にして興奮し、自律神経系や覚醒度の調整不全に陥ります。

人に拒絶されたり、非難されることに敏感に反応する 

 

小さいころは、体の反応ですぐに行動して、喧嘩が早く、負けず嫌いで問題児になることもあります。

親や学校の先生を自分の味方につけようとするところがあります。

 

嫌な場面では、体が固まりやすく、痒みやアトピー、蕁麻疹になることもあります。

集団場面では、恥ずかしさから、自律神経が乱れて、体が固まり、自分の思うように体を動かせなくなります。

吃音や手足が不器用になり、恥をかく経験を重ねて、公の場に出たくなくなり、引っ込み思案な性格になって、悪循環に陥ります。

 

綱渡りのような人生になり、空中に張った1本の綱を恐る恐る渡り、慎重に生きています。

恐にでブルブル震え、

外の刺激にとても脆くて、心臓を鷲掴みにされる痛みなど、壊れやすい心と体を持ち、生きるか死ぬかのギリギリの中を生きています。ただ、苦痛にまみれた人生

 

神経発達に問題があると、自分の意識と無意識、もしくは気持ちと身体の神経は分裂します。外出時や集団場面で、自分の意識では危なくないと言い聞かせても、脳と身体の神経は脅威を感じています。無意識のうちに、身体は凍りつきや離人、虚脱状態に陥ります。そのせいで、じっとしていられなくなり、逃げ出したくなるとか、何も楽しめなくなります。

 

神経発達に問題があると、交感神経が過剰なときがあり、その時は、手足の筋肉が隆々として、機敏に動け、身体は軽くなります。しかし、交感神経が過剰なときに、戦うことも逃げることもできないでいると、身体が凍りつきや虚脱などの状態になって、身体の中に恐ろしいことが起きるかもしれません。そのため、虐待やDVがある家や、学校の集団生活のなかで、戦う場所や逃げる場所が容易されていないと、背側迷走神経が優位な状態が続き、原因不明の身体症状や解離性障害、うつ病、慢性疲労症候群などの病気になるリスクが非常に高まります。

 

神経発達に問題がある人は、心と身体の繋がりが悪く、すぐ固まる不器用な人になります。一方、その限界を超えて、機敏に動くタイプもいます。神経発達の問題から、生活場面で緊張が高まると、過剰に覚醒させられ、麻痺が規定の反応になります。日常生活で緊張やストレスがかかると頭の中や全身がフリーズします。

 

神経発達に問題があると、学校社会の集団生活が大変になります。交感神経優位な時は、大脳辺縁系の働きが強く、闘争・逃走反応を示します。テンションが高く、調子に乗りすぎてしまうために、学校の先生や同級生と衝突を起こしやすく、小学高学年あたりからふぁ、気を使って、自分の本音や本当の感情を出せなくなります。自分の気持ちを抑えて、耐えることが当たり前になると、背側迷走神経が優位になり、体調不良との戦いになります。

 

緊張状態で起こる症状としては、

耳が聞こえない

何も考えられない

話がまとまらない

声が出ない

物をよく落とす

手先が不器用

 

人が多い場所や集団行動が苦手

目立たないように、空気みたいに過ごしてきた

身体が硬直して、声が出ない、胸が痛み、頭が真っ白、身体を動かしづらいなど起きるために、外の気配に敏感になります。

会話を終わらしたり、話を広げようとしない、自分から喋りたくない。

 

発達障害やトラウマのせいで身体が常に凍りついている人は、交感神経と背側迷走神経が過剰になっています。危険や脅威を感じると、交感神経や背側迷走神経が過剰に働くために、目や顎、肩に力が入り、体が硬直します。そのため、喉が痛み、胸が苦しく、呼吸が浅くなります。この身体の硬直を怖がり、嫌がっていると、より強い凍りつき状態や捻じれ、麻痺を作り出し、そこから抜け出せなくなります。トラウマのブラックホールに閉じ込められると、酷い不安と恐怖に苛まれます。凍りつきの迷走神経反射により、様々な症状が現れます。

 

左右に揺れる

息が詰まる

喉が痛い

背中がバキバキ

手足が冷たい

体のムズムズ感

ジンジンと痺れる

気配過敏

体調不良

夢と現実の狭間

空想や妄想

パニック発作

意欲低下

集中力低下

注意散漫

希死念慮

 

発達早期のトラウマにより、早い時期に命の危機を感じて、神経発達が特殊です。

交感神経(闘争・闘争)や背側迷走神経(凍りつき、擬死、休息)などの状態を行き来していて

感性が普通の人とは違っていたり、物事の考え方が違っていて、

ちょっとしたことでも頭の中がフリーズし、夢の世界に飛んでいきます。

冗談が通じにくく、疑問に思ったらすぐに聞いてしまいます。

 

 

 

心ここにあらず、身動きがとりづらい、楽しいと感じられない。子どもの頃から、過去と現在と未来の時間軸が繋がっていないと子どもの心のまま成長できないことがあります。体と心が別々になると、未来のために行動ができません。自分が成長できないことで、自分に自信がなく、人の目ばかり気にします。体ががちがちに固まり、動かしづらい。神経の働きによっては、突き抜けた行動を取ったり、衝動的にやってしまうことがあります。

 

本音や本当の感情を出すことができず、とてもつらくて、悲しくて、自分を責めてしまう。

誰かいないと自分のことが分からなくなり、人格が崩壊してしまうため、親に依存します。

 

夜は人通りが少なく元気で、朝は固まってしまって元気がない。

 

感性が普通の人とは違っていたり、物事の考え方が違っていて、

ちょっとしたことでも頭の中がフリーズし、夢の世界に飛んでいきます。

冗談が通じにくく、疑問に思ったらすぐに聞いてしまいます。