自己愛性人格障害の弱点


自己愛性人格障害の人は、潔癖で完全主義です。自分の外見やプライド、ステータス、健康状態に気を使っています。自分を脅かすものを恐れており、上昇志向で、完全でないと、居心地悪くなります。自分の中に守るべき基準(マイルール)みたいなものを打ち立てて、自分を磨いて、それらを徹底的に管理します。

 

彼らは、自分の惨めさや恐れを悟られないように、プライドを高くして、自分を正当化します。何かを失敗を犯しても、自分が悪いのではなく、相手のせいにして、誇大な自己イメージを保ちます。一方、恥をかいて、脅かされる経験がトラウマになっており、同じような経験をすることを恐れています。皆の前で恥をかかされたり、叱責されたりすると、自分が責められているように感じて、闘争スイッチが入り、言い争うか、投げやりな態度を取るか、自己愛憤怒を起こしてしまうので、先手を打って行動し、そういう場面を避けます。彼らは、恥をかくと、自律神経系に調整不全が起きて、身構える、赤面、頭の中が真っ白、震え、感情のコントロールが難しくなどの問題を抱えています。また、他者から攻撃されたと感じると、カウンターしてしまい、自身の攻撃性に悩みます

 

自己愛性人格障害の人は、もともとトラウマ体質か発達障害の傾向があるので、不快な状況、嫌悪刺激、ノイズ、想定外のストレス、恥をかかされる、価値観の違うことに弱いです。また、自分の価値観、自己イメージ、エピソード記憶のなかに不快なものを入れたくありません。自分のなかに許可していないものが侵入してくることに怯えます。人によって違いますが、鋭利な物やホコリ、細菌、ウィルス、閉鎖空間、意味の分からないものなどに恐怖を持っているかもしれません。嫌悪刺激には、筋肉が硬直して、警戒心が強まり、頭が痛む、胸が痛む、お腹が痛むなどの弱点があります。

 

彼らは、論理的に思考し、多弁で、強圧的な態度を取り、問題を解決してきました。しかし、問題が解決できない状態になると途端に弱くなります。特に、逃げ場のない状況に追い込まれて、八方塞がりになり、打つ手が無くなると、抑うつ感に悩まされて、眠れなくなります。彼らは、先手を打って、問題解決できる場合はいいのですが、困難にぶつかると、息苦しくなり、胸が締めつけられて苦しくなります。さらに、苦しい状態が続くと、夜中に嫌な夢を見て、朝起きても、頭の中を思考が堂々巡りになり、この先の不安に悩まされます。困難な状況が続くと、無力な状態になり、うつになって、仕事に行けなくなることもあります。

自己愛性人格障害の夫に対する妻


自己愛が強い夫は自分の体面を保つために、家族の誰かを犠牲にします。自己愛が強すぎる夫を持つ妻は、もう自己犠牲するのは辞めて、自立できるだけの経済力を身につけ、自分の中の怒りと攻撃性を自覚的になるべきです。そして、もうこんな生活は不満で耐えられないと言って、一緒には生活できないということをはっきりと伝えたほうがいいかもしれません。自己愛が強すぎる夫は、今でも妻にきちんとした愛情があれば改心してくれるでしょう。そして、彼の横暴さが消えて、妻への思いやりに変わるかもしれません。