▶性暴力被害のトラウマ
日本で性暴力被害を受ける人の数は、内閣府の「男女間における暴力に関する調査」(平成29年度)によれば、女性の13人に1人(7.8%)、男性の67人に1人(1.5%)が、無理やりに性交などをされた経験があると答えています。加害者は、男女とも「まったく知らない人」は約1割で、被害の約9割は、(元)配偶者、(元)交際相手、職場やアルバイト先の関係者など「顔見知り」によるものです。また、18歳未満で被害を受けた女性の約2割、男性の約3割は、被害者を監護し保護する立場にある実の親や養親などの「監護者」から被害を受けています。
性暴力被害は、「魂の殺人」と呼ばれるくらいに、人生を生きられなくします。
身体の中に莫大なエネルギーが滞り、苦痛に喘ぎます。
事件が不快で、感情を押し殺し、何も感じなくなり、不眠になります。
頭がぼーっとして、今ママでの環境に適応できなくなります。
身体の中にトラウマを負って、心が壊れてしまう。
生きる死ぬかの体験により、加害者の攻撃性や加害者と戦っている自身の攻撃性に翻弄さっるようになります、
安心して過ごしたことがない。
ずっと追いかけられているように感じる。
生か死かのトラウマ体験とは、体が極限にまで伸び縮みして、喉がしめつけられていき、窒息しそうで、血の気が引いていき、崩れ落ちる体験です。今まで、脅かされ続けた人の体は、重く暗いものが深くになり、胸が苦しくて何かを出したがっていて、気持ち悪さ、寒気、鳥肌、震え、体中に電流が走ります。
しんどい、めんどくさい、痛い、気づかせないでほしい、やめてほしい、死んでいたい
嫌だ!辞めて!逃げる!目を見ないで、近づいてこないで、気持ち悪い
落ち着かず、胸が苦しくなり、息が出来なくて、頭の中が真っ白になって、倒れて動けなくなり、心と体が離れていきます。体が離れたところに自分がいて、手足が勝手に動いて、逃げられない場合は、苦しみに悶えて、気を失います。
性暴力被害という不条理な目に遭ったことから、自分がなぜそういう目に遭ってしまったかなど、なんでなんだろうと考え続けます。どうしようもなさに途方に暮れ、変えられない心の傷に対して、自分なりの答えを見出そうともがき続けます。
首と肩が張り、全身が凝り固まり、心臓や背中が痛い。
加害者のことが吐きそうなほどの気持ち悪く、殺してやりたいという復讐心が湧きます。
事件のことは、断片的にしか覚えていません。
事件前の事件後の自分では、思考や感情、身体、エネルギーが捻じ曲がり、現在と過去が入り混じります。フラッシュバックすると気が狂いそうで叫びたくなったり、過呼吸やパニック発作が起きます。
身体の中にトラウマが刻み込まれて、不快な感覚や感情が身体に染み付いています。
自分の手足とか身体に意識を向けると、嫌な記憶が蘇ってくるかもしれません。
フラッシュバックすると気が狂いそうで叫びたくなったり、過呼吸やパニック発作が起きます。
身体の中にトラウマが刻み込まれて、不快な感覚や感情が身体に染み付いています。
自分の手足とか身体に意識を向けると、嫌な記憶が蘇ってくるかもしれません。
脅威を遠ざけようとする防衛が働き、現実は、加害者と同じ性別や年齢の人がいるため、現実逃避して自分の好きなことをします。
恋愛できなくなる傾向があります。被害後から恋人やパートナーに嫌がられ、迷惑がられ、苦しみます。医療関係者や警察から二次被害を受けやすくなります。人間を好きになるよりも動物を好きになります。
性暴力被害者は、性行為への恐怖や嫌悪感が身体の中に刻み込まれています。身体はトラウマを記憶しているので、人から身体を注目されることを嫌がり、見ないでほしいと思っています。身体は痛みだらけで、しんどくて、めんどくさいと思っています。手は近づいてくる相手を振り払おうとし、足は逃げ出そうとし、身体は小さく丸まります。
性暴力被害に遭う前と、遭った後では、自分という存在が他人のように思えてきます。それ以後の人生、警戒心から過緊張になるか、恐怖で凍りつくか、不快な状況に逃れられずに虚脱するかなど、神経の働きそのものが改変されます。嫌な記憶やちょっとした刺激(急な事、想定外な事)にも、身体はビックリして、固まり凍りつきます。
過去の被害の記憶を忘れたいと思うけども、忘れる訳がなく、一生そのことについて考え続けるかもしれないと思います。
性暴力被害者は、PTSDに苦しむことになり、フラッシュバック、過覚醒、パニック、悪夢、回避行動、ネガティブな認知に悩みます。
性暴力被害者は、外出が怖くなります。加害者と同じ性別、似た年代の人間が恐怖の対象になるため、電車は地獄です。恐怖で凍りついたら、胸が痛くなり、過呼吸やパニック、意識が飛ぶので、交通手段が使えません。移動手段は、自分の車か、気の優しそうな人の車に乗せてもらいます。
解離が起きて、記憶が抜け落ちていきます。
解離によって、自分がこの世界の傍観者のようになり、眺めるだけになって、現実感が無くなります・
身体が痛みだらけで、神経が過敏なので、他者と関わるときには、ワンクッションが必要になります。解離や離人、演技など様々な表情上の自分を取り繕って、関わるしかありません。
恐怖と不安、怒り、痛み、悲しみ、櫛見、悔しさ、恥ずかしさ、虚しさが入り交じり
性的虐待を受けた人は、猫背になり、手足が冷たく、胸がザワザワ、ゾクゾクして、気持ち悪く、思考停止に陥ります。自分の身体は分からなくなり。自分のことが分からなくなっていきます。心は深く傷ついて、誰かに話すことが非常に難しいです。身体は反応はおかしく、人が後ろに立つだけで、過緊張で固まり、震えます。身体で起きている反応が自分では理解できません。
中学・高校時代の記憶をほとんど覚えていなかったり、出来事を思い出せなかっりします。
周りの顔色を伺いながら生きており、人と関わっても表面上の関わりだけで、周りにバリアを張ってきました。
突然憎しみが湧いたり、フラッシュバックしたりして、感情の起伏が激しいです。
相反す自分がいて、二つに分裂しています。
性暴力被害者は、性的なものを怖がっていて、好きな人と触れ合う行為が嫌ではないけど、誰かに触れられるのが嫌です。
男性と仲良くなりたい、傍にいて、近くにいてほしいと思いますが、
身体は来ないで、近づかないで、怖いと言っています。
闇が深く、感情のない痛みの記憶になります。
性暴力被害を受けた人は、体が自己免疫疾患のようになり、自分の体を他人の手で触られることに抵抗するようになります。頭や体は人との交流を背くようになり、反発していくようになります。性暴力被害者は、過度なストレスや不安から、人と繋がることで自分を癒そうとする一方で、人に触れられることに全身が猛烈に反発します。
人が嫌いで、大事に扱われることを望んでいる自分がいます。
身体的自己は、人から触れるのを拒否し、気持ち悪く思っています。
身体はガチガチで固くなっています。
皮膚、筋肉、内臓の感覚が分からなくなって、自分の身体が空っぽのように感じます。人によっては、霊媒体質になっていき、相手の感情や思惑がもろに受けとるようになります。特に相手の怒りなどのネガティブな感情を感じます。
とても苦しく、とても辛い毎日の繰り返して、身体を切り離していくうちに、頭の中の別世界にいって、幸せを感じます。
性暴力被害に遭ってしまうと、自分の体であることに耐えられず、何年経っても、自分の体ではないようになり、嬉しいとか楽しいと感じられなくなります。自分の手で自分の体を触っても、違和感しかなく、気持ち悪さを感じます。
性暴力被害に遭った人は、過覚醒のPTSDが慢性化すると、徐々に解離症状が重くなります。過覚醒のPTSDのときは、人間関係でイライラして、我慢できずに衝突しまくるため、うまくいきません。解離症状が重たくなると、省エネモードに入り、ちょっとしたことでもイライラしなくなり、他者に迷惑がかからないようになります。呼吸は少なく、何も感じず、眠ったような状態で、手足は力が入りません。
性暴力被害者は、自分で自分をコントロールすることが難しく、買い物や食べ物、薬物、アルコール、異性に依存して、自分を保とうすることがあります。何かに依存することで自分の体調の悪さを整えようとするモチベーションにもなります。
性暴力被害に遭うと、性的に見られたり触れられたりすることに耐えれなくなります。
パートナーとの性的な関係も、気持ち良さは感じられても、刺激が強すぎると解離性フラッシュバックが起きたり、回避行動が出たり、子ども人格に変わったりします。
失感情症や解離性健忘になっていく性暴力被害者は、自分の感情の記憶が一切なく、感情を思い出せず、事実のみしか思い出せなくなります。何かあったことを思い出すと体がゾワゾワします。
寝ているときは、体が凍りついて固まっています。全身が固まっていて、眠くて一日ゴロゴロしていたり、いくら寝ても眠たくて、寝ていることが楽しかったりします。寝ていると辛いことを忘れられます。現実感と夢の世界が曖昧になり、現実が夢のように感じます。自分一人だとぼーっとして、自分が自分で無くなって、世界がぼやけて、動けません。何もなく、生きる屍のようになります。お腹も空かず、何も食べなくても平気です。人がいると交流しようとします。
自分は色んな男から狙われている女王蜂のように、性器には力が入り、凍りついています。
感情の浮き沈みが激しく
エネルギーが切れたように、半分眠ったような状態になり、起き上がれない。整理整頓。
セックスや性的接触に対しての見方が悪い方法に変わります。
様々な事に過敏症になるケースが多いです。
恐怖が強いと、悪いことを感じたり、頭が痛くなったり、猜疑心が出てきます。
一方、相手に好意を向けられると、頭がふわーとして心地よくなります。
体がきつくてしょうがない。沼地で歩けない
ヘドロのようなものが体にあって、気持ち悪く、吐き出したくてしょうがない
警察や医者に疑われるのが怖くて、二次被害に遭います。
性暴力被害の時は、怖くて体が動けなくなるから逃げ出せなかったり、首を絞められるから助けを求められないなどあって、性暴力被害者と関わる人がそのことについて勉強不足です。
性暴力被害者は体がきつく、精神状態も不安定になります。になります。医療関係者や警察、司法、身内が性暴力被害者を精神異常者扱いして、二次被害になり、心も体も限界に達して、もっと生きづらくなります。
痛い、痛い、汚い、男が目を見てくるから、その目で見ないで
心を交わしたくない、感情を交わすつもりはない
無理やりやられて、固まって動けない、針を刺すような痛みで、股関節が汚い
男から首を掴まれて動けない 怖くて身体が麻痺して
ペニスを挿入されて、腰をガンガン動かされ、腰が壊れて
意識と身体が分離して、頭がバラバラになりそう
そういうことを考えているのが嫌だから、頭と意識を切り離したくて、
入れられている汚いペニス、汚い体液、体臭を取り去りたい
ペニスに侵食されたお腹は無限の精子を中に出されて
手は力が入らない、足の力が入らない。身体がどうなっているか、ほぼ死にかけている。
人と触れ合うこと、人の目につくこと、無防備でいる剥き出しの自分が怖い
過酷すぎる環境を生き延びると、身体の感覚を感じなくなっていきます。
今ここに存在しなくなることで、苦痛を麻痺させます。
身体に意識ある状態では、耐えきれないくらいの痛みを経験したとき、その痛みに耐えきれずに意識を飛ばします。逆境を生き延びるために、身体の感覚を麻痺させます。
しかし、それは自分の実存しているというのは、皮膚や筋肉、内臓感覚、五感など意識化にあって、自分で把握している状態を失い、その存在の感覚を感じられない、自己の実存が空虚な状態にあるという。自分の感覚も何も感じられなくなったということ。
身体の感覚を切り離していくと、頭だけが自分で、首から下が透明人間。
身体がない、心臓が無い 虚無感、実体がない、自分の生きている人生は虚しい
石みたい、絶望、死にたい、気持ち悪い、落ち込んで、
身体中にブラックホールみたいな穴が空きます。
自分の手足がない、身体がない、自分に向き合うと空虚で虚しい。