幼児PTSD
▶幼児PTSD

 

幼児PTSDの子どもは、体の中に恐怖や怒りエネルギーを閉じ込めます。家の中や学校では、自分の癇癪や衝動性を止めれない場合は、周りに迷惑をかけてしまうことになります。特に、親に迷惑をかけてごめんなさいと、自責感が強く、冷たく厳しい人生を歩むことになります。

 

トラウマがある子供は、脳が危機を感じやすく、静止(同じ姿勢)している状態が苦手です。静止していると、周りの音や気配が気になり、不快な状況では動きたくなります。学校の授業は動きたくても離席できないために、身体が凍りつき解離反応が出たり、死んだふりのような状態を辿ります。トラウマを抱えている子どもは、好奇心のある方向に動きたい、生きている実感を味わいたい、創造的に生きたいと思っています。彼らは、身体の中にトラウマを抱えているために、一歩間違えると大変なことになったり、生き生きとした世界がすぐに消えていきます。

 

体の中の激しい情動を抱えながら、本能とは逆向きの人生を歩めば歩むほど、感情を封印することになり、無感情、無表情になります。また、自分を良い子で偽るほど、体が凍りついて、身体感覚が麻痺します。

 

凍りつき、体の感覚が分からないと、自分を楽な状態にすることが出来ないので、体調が悪くなり、睡眠不足が続き、慢性的な不動状態に陥って、生きるエネルギーが枯渇します。

 

かなりの早い段階で身体に生と死のトラウマが刻まれます。本当の自分の身体を持って生きることが怖くなり、先読みして、周りの目を気にするようになります。嫌なことは痛みが疼くために、極力避けたいと思っています。

嫌のことがあると、身体が捻じれていき解離したり、痛みで凍りついたりします。

感じ方、考え方、行動の仕方が極端になります。嫌なことをさけるために、完璧でいないといけなくて、気を抜くことができずにいますが、心の余裕がなく、感情のコントロールが難しく、人間関係に失敗しがちです。

 

 

幼少期に痛ましいトラウマを負った子どもは、現実世界の絶え間ない変化に圧倒されてしまって、良いことも悪いことも感じすぎてしんどくなります。例えば、ちょっとしたことで、心臓がバクバクする、心臓が落ちそう、身体が痒くてたまらない、息が吸えない、気持ち悪い、痛みが走るなどするために、自分の身体反応に混乱していきます。

それを回避するため、身体感覚を麻痺させ、想像の世界に籠って、現実を感じないように自分だけの世界を作ります。

ちょっとしたことでも、身体が凍りついていきます。身体感覚が麻痺すると、現実の絶え間ない変化を感じなくてすむという利点があり、ある程度日常生活をこなすことができます。

 

攻撃するかしないか膨大なデータを分析する。

 

トラウマの影響で体が凍りつきやすい人は、嫌なことがあると、身体の中からモヤモヤ、ソワソワして落ち着きがなくなり、注意散漫や多動傾向になります。

 

脱抑制型

小さい時から周りを警戒して、パフォーマンスを発揮しようとします。

抑制型

年齢とともに、親や大人と戦っても敵わないことを学習するので、抑制傾向が強まり、うずくまって、動かないでいる方法をに変わります、身体は凍りついて固まって、じっとするようになり、トラウマの世界に閉じ込められて、現実より空想の中で生きるようになります。

小さい頃から、親や大人のことが怖くて、過剰に警戒し、高いパフォーマンスを出しながら、自分をごまかして生きます。

 

幼児PTSDの子どもは、母親との関係が重要になります。母親の顔が怒ってばかりだと、子どもの心は凍りつき、トラウマになっていきます。

 

 

親に関心を向けてもらおうとして、関心を向けてもらえると心地良くて、関心が別に向くと、不快になるくらい繊細だったかもしれません。

 

 

トラウマを負っている人は、周りの人も自分と同じような状態で生きていると勘違いしている場合が多くあります。他人も自分と同じように、気を抜くことができず、周りの目を気にしていると思っていて、周りは自分に厳しい目を向けてきてると勘違いし、生きづらくなっているかもしれません。

 

幼児期などのかなり早い段階でトラウマを負うと、脳のフィルターが機能しなくなり、聴覚過敏など感覚過負荷になります。学校生活や都市型のガヤガヤした生活が困難になっていき、パニックやうつ、解離、離人、体調不良、注意散漫、集中力低下、過集中など様々な症状が現れます。

 

常に凍りついた状態いなれば、感情が鈍麻し、自分の意志が弱くなります。

早い段階から、解離があって、現実と夢の世界の狭間で生きている人は、小・中学校の記憶をほとんど覚えていないことがあります。日常生活で、不快なことがあると、フラッシュバックして、被害妄想に取り憑かれた状態になります。

何もできない無力で、無能な自分で

幼い頃から、本当に辛くて、苦しい毎日を繰り返します。あまりに辛くて、大変なので、頭の中の空想世界に逃げ込んだり、解離させていくようになります。

 

外傷体験に何度も曝されることにより、体の中に闘争・逃走の莫大なエネルギーを滞らせています。日常では、トラウマと関連しない場面でも、逃げたり、戦ったりしたくなる過覚醒症状に悩まされます。過覚醒では、心拍数が上がり、じっとしていられなくなります。落ち着きがなくなるので、貧乏ゆすりをしたり、爪をかりかりしたり、髪を触ったりなど様々な癖が出たり、自己中心的な行動を見られたりします。劣悪な環境で、過覚醒が常態化していくと、リラックスすることが出来なくなって、エネルギーが尽きる低覚醒(解離症状)の間を行き来するようになります。

 

過覚醒の時は、身体が勝手に動き出そうとして、

 

離人感や解離傾向が強まると、日中から眠気が出てきて、寝すぎてしまいます。

 

焦りを感じている

 

親との葛藤を抱えて、壮絶な人生を歩まされます。

とにかく分からなくて大きくて深いものを感じると

 

吃音、チック、喘息、微熱、体の痛み、手足の痺れなどの様々な身体症状があるかもしれません。

 

不快な状況が続くと、動悸や焦燥感、イライラで、居ても立っても居られなくなり

 

 

 

自分が無力だという感覚がどんどん膨れあがっていって
自分の存在がどんどん小さくなっていって

 

小さい頃から辛い思いばかりをしてきて、人と接するのにいつも気を使いながら話をしました。

今まで自分のことを好きになれませんでした。

  

 

 

自分が取るに足らない存在で
今にも消えてしまいそうな感覚が襲ってくる。

 

 

 

今いつなのか
どこにいるのか分からなくなって
自分が全くコントロールが利かなくなってしまう感じがする。
パニックになってめまいがしてくる。